人外のすゝめ

●はじめに

みなさんは、どの役職をやりたいですか? あるいは、やりたくないですか?

るる鯖のアンケートによると、一番人気は占い師。不人気なのは人狼、妖狐、共有だそうです。
狼や狐は嫌だ~という意見は、東方RP村でもわりと見かけます。(人外が一番いいよ!という人もいますが)

どう立ち回ればいいのか分からない、すぐ人外バレしてしまうから苦手、という人。
勝負事である以上、やっぱ勝ちたい。なので、勝率の少ない人狼陣営、妖狐陣営にはなりたくないな、という人。
単純に、イマイチと思っていたり、自分の肌に合っていない、という人。
いろいろ理由は有ると思います。

ですが、ちょっとまってください。本当に人外はダメでしょうか。
このコーナーでは、人外をやる面白さと、その意義を伝えたいとおもいます。

なにより、大体4分の1の確率で、人外陣営になるのです。どうせなら、人外ライフをエンジョイしてみませんか?
なお、ここでは主に狼について書きます。狂人は狂人でいろいろあるので。狐についても触れます。


●人狼のすゝめ

そもそも、狼陣営とは何なのでしょうか。村の敵? ゲーム的にはそうですが、ここはプレイヤー的に考えましょう。
コレを書いている人は、ゲームの仕掛け人、謎解きの問い掛け人だと思っています
噛みというアクティブ行動で村人に挑戦状を叩きつけているのです。
貴方達がいないと、ゲームが始まりません。タイトルコールにもなっているあたり、主役は人狼なのです。

村人が、噛みについて議論したり、怪しい人物を吊るしあげたりしている時。狼である貴方は、こう思っているはずです。
「ちがうよ~、あいつを噛んだのは、そんな理由じゃないんだな~」
「げ、こいつ俺を疑ってる。なんでバレたんだ・・・」

貴方達の挑戦に、村人が右往左往している時のニヤニヤ感、してやったり感。
疑われている時の、ドキドキ感、やべぇ感。
いずれも、狼陣営ならではの、ヒリつくような感覚です。
おそらく、この感覚を楽しめるかどうかが、人外を好むかどうかの分かれ目なのではないでしょうか。


そして、村人陣営と決定的に異なる点。それは、絶対に信頼できる味方が確実にいる、これに付きます。
共有? 相方は二日目昼のトークにも参加出来ないじゃないですか・・・。

もう一人の狼を、相方、と呼ぶように、二人はプリキュ・・・固い絆で結ばれています。
村人にはありません。なぜなら、信頼したい相手、信じた相手が、村陣営とは限らないからです。
「一緒に頑張ろう」素直に、疑うこと無く、こう言える相手がいる。疑心暗鬼の渦中にあって、これはとても心強いことです。

自分がヘボで相方の足を引っ張るのが心配? 大丈夫、多分相手もそう思ってます。
大切なことは、ミスをする心配ではなく、自分ができることをやり遂げることです。
潜伏が苦手だ、と思うなら、騙りにでてみましょう。相方は、貴方を全力でアシストしてくれるはずです。
あるいは、切り捨てを提案してみるのも一興です。相方は、グレスケであなたを上位に持ってくるでしょう。
結果貴方が吊られて、霊能が●を出せば、それは相方の信頼アップに繋がります。

狼にとり、無意味な動きというのは余りありません。貴方が不自然で疑われたとしても、
結果的に相方が目立たず疑いから外れているのなら、それはそれで十分仕事をしているのです。
注意すべきはライン繋ぎくらいでしょう。(騙りに出ている相方を不自然に真を推す、とか)


また、狼をやることは、あなたのスキルアップにもつながります。
それは、視点を広げられる、ということです。噛み一つとっても、そこには様々な思惑があります。
なぜその人が襲われたのか。狼視点で考えてみましょう。なぜその人を退場させるのか。
そこんところを考えることができれば、村陣営でも、狼陣営でも、上手く立ち回れるのではないでしょうか。
そのためにも、狼視点というのは非常に重要です。
村視点と狼視点では、みえているものが全く違うといっても過言ではありません。


人外だけを吊って終わった村が、正義村とか言われるように、結局のところは狼は敵役、やられ役です。
であるならば、できるだけ手強く、魅力的な敵役となるのはいかがでしょうか。
倒されるだけのエネミーではなく、ヒーローと対等なダークヒーローとなるのです。

そして、勝った時に、相方狂人ありがとう。負けた時に、相方狂人すまない。
仲間達に、心からこれが言えるのも、強い絆で結ばれている狼陣営ならではです。

どうです? 狼陣営も、そんなに悪いものではないと思いませんか?




●妖狐のすゝめ

10人以上いる中で、ただ独り。村陣営からも、狼陣営からも駆り立てられる。占われて負け確定。吊られて負け確定。
噛まれても死なないのはいいのですが、翌朝から、妙に貴方を吊りたがるやつが出てきます。
「やってられるかヴォゲー!」叫びたい気持ちはよくわかります。
狼以上に不利でヤバイ、それが妖狐なのですから。

では、妖狐はダメなのか? そんなことはありません。
これらの特徴故に、如実に貴方の知力体力時の運が試される、素晴らしい役職なのです。
勝利の美酒も、敗北の苦味も、全てあなた一人のもの。背徳? 14D猫ってあんまり・・・。

狼が、裏の主役、ダークヒーローであるなら、狐はトリックスターといえます。
貴方は、何かをする必要はありません。その言動、そして存在そのものが、ひとつの謎かけなのです。

孤独な闘いをやり遂げた時の、「やったぜ!」感。
誰も貴方を疑っていない時の「ウププ」感。
真っぽい占いに予告票飛ばされた時の「\(^o^)/」感。
他のどんな役職でも味わえない、シビれるような感覚です。

占われたら負け。ならば占われなければいい。
吊られたら負け。ならば吊られなければいい。
噛まれたら(多分)負け。ならば噛まれなければいい。
交戦規定はただひとつ、生き残れ。

ていうかこれ、狩人と同じなんですよね。なので、あいつは狩り狐目、そう言われたりします。
そもそも、妖狐だからといって特別なコトって要らないんですよね。普通に村人してればいいわけなので。
そしてそれは、さほど難しいことでもないのです。
大抵の場合、完グレで最後まで残ってる村人、いますよね。あのポジですよ。

まあ、妖狐については、あまり書くことはありません。村人をやっていればいいのです。
狼と、妖狐代わりに狩人でも探しておきましょう。

もうひとつ、妖狐でないと絶対に出来ないことがあります。それは、「被第一呪殺」の称号です。
占いを引いた第一犠牲者に、初日呪殺を食らう。妖狐として最高にオイシイですよ。それだけ、ですが・・・。

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最終更新:2013年07月21日 18:59