【135310】16A東方RP推奨村の解説

今回は初日から狼陣営がクライマックスです。
4-1進行で共有第一、つまり占霊狩の欠けなし。そして気になる占いと●出されの内訳は・・・
 
あやや(占)→火焔猫燐(村)○
鈴仙(狂)→よつば(狼)●
魔法のキノコ(狐)→蓬莱山輝夜(狼)●
よつば(狼)→鈴仙(狂)○
 
この後、輝夜は狩COして吊り逃がれをしています。
狼視点では●二つが自分達に刺さっている為、あややも含めてどこに真占いがいるか解りません。
初日から2W露出している為、グレーに残っているスペースほむら(狼)が吊られたら勝ちはなくなる
非常に苦しい勝負です。
 
ところが村サイドの足並みが揃わず、勝負は思わぬ方向へと動いていきます。
 
 
【共有と霊能の連携不足】
鹿目まどか(共)と罪袋界紳士道(霊)が両者異なった進行を考えていた為に、吊り先と進行にブレが生じています。
初日の罪袋の提示した進行は占い相互、恐らくはグレから経費吊りをしつつどこに真があるか考えていくというスタンスでしょう。
まどかの進行は初日に●出されの占いを吊るPET進行を意識した吊りなのですが、これをやるのであれば相互占いをさせないと
あまり意味がありません。以上を踏まえると単純に鈴仙真打った進行だという事で動いていたと見えます。
 
二人の考え方が違い、どちらも指定役として振る舞ったため村の序盤は混乱しています。
こういうケースであれば、指定役はどちらか一人に絞らなければなりません。
ちなみに、今回のケースであれば罪袋は99%真確定(罪袋偽があるとするならば真霊が潜伏しています)の為
罪袋が指定を行うのも問題はありません。
 
進行に関しては、結果論込みになってしまいますが罪袋の考えていた進行で問題ないと思っています。
ただし、罪袋は狩の護衛指示を「輝夜も潜伏も自分護衛。自分以外護衛は真切り」の指示を出していますが
これは非常に危険です。霊に確実に護衛が入っていますが、逆に言えば霊以外ならどこでも噛みを通す事が出来るのです。
こういったケースであれば露出してる狩と潜伏狩にバラバラに護衛指示を出す方が安定すると思います。
 
【共有の吊り先】
三日目指定先であるミスティア(魔法のキノコの○貰い)と四日目に指定が入ったが吊れなかった古明地こいし(あややの○貰い)
吊りに関しては下界、観戦双方から疑問が出ている為、考えていきましょう。
まず三日目のミスティア(村)吊りですが、ここに関しては噛まれの鈴仙とあややの両視点グレーです。
一方でここでキノコの○を吊るということは完全にキノコの真を切った吊りではあります。
 
四日目は結局罪袋の指定したあやや(占)が吊れているのですが、ここのこいし吊り指定に関しては非常に疑問です。
前日○貰いのミスティアを吊る際の発言から言うと、あやや真は見ていると発言していたのですが
「狐あるなら飼ってやる」とあややに言っているところを見ると、鈴仙真打ちで決めたと思われます。
ここでのこいし吊りに関してはあやや真を考慮しない吊りです。そして、生存している占い候補があややのみになっている以上
あややの真を見ないのであれば、こいしよりもあやや先吊りで問題ないところです。
 
少し各占いの内訳を整理してみましょう。
 
あやや視点:よつば狼、鈴仙狂、キノコ狐
鈴仙視点:よつば狼、キノコ狂、あやや狐
キノコ視点:よつば狼、鈴仙狂、あやや狐+グレーにいる輝夜狼
 
とこうなっています。
前日にミスティア吊ってる以上はキノコ真を切っているので、同様にこいしを吊るのであればあやや真切って
鈴仙真という進行になります。
鈴仙真で見るのであれば、生存者は全グレーなのでこいし人外は当然ありえます。ですが鈴仙真で見るのであれば
それ以前にあやや確定人外です。よってこいし先吊りするのであれば、あやや吊りの方が安定します。
勿論、あやや狐で見て飼い狐で進行、というのもありますが、占い結果がノイズになるというのであれば
吊ってしまっても問題のないところなので、ここは好みでいいと思います。
 
基本、あややを吊る事によって占い三人の誰が真であっても3人外吊りきれる、という発想でいけば
あやや吊りは事故防止できる安定路線です。
初手で鈴仙噛みが入ってしまった以上はどのみち吊り切り前提になってくると思いますので
この選択で良いかと思います。
 
霊界で「あややは対抗占いによって真目を下げた」という意見が共有からありましたが、個人的には
それを言うのであれば占い先の指示を行えば良かったかと思います。
あややは前日に対抗占い宣言をしていますので、それを見ていながら指示をしていなかったというのは
少なくとも共有の指示不足だった面もあります。
最もあややは噛み合わせを警戒すべき場面ではありましたので、少し不用心に過ぎたところもありますし
何よりも今回は狼が用心深かったのもあるでしょう。
 
【狼の噛み先】
 
鈴仙(狂)→魔法のキノコ(狐、あややの予告先)→鹿目まどか(共)→森近霖之助(狩)→比那名居天子(村)→罪袋界紳士道(霊)
 
全体として非常にスマートな噛みの印象でした。三日目の魔法のキノコ噛みは占いのどこが真であっても対応できる噛みです。
鈴仙への噛みが通り、霊からよつば●が出ており、なおかつ○貰いのミスティアが吊られている状況では
キノコ護衛はほぼありえないでしょう。また、狼目線では輝夜●を出しているキノコ真の内訳も当然ありえますので
(余談ですが、初日の立ち回りを見る限りであれば鈴仙は真目が薄く、罪袋はそれを要因としてよつば吊りを嫌がっています)
この噛みで問題ないところです。占いの噛まれ死体が鈴仙と合わせて二人分出れば、残った一人は当然縄で処理が出来ます。
 
まどか噛みに関しては勝負手の噛みといえるでしょう。グレー数をキープするのであればここ噛みしたいところなのですが
当然護衛が入っている可能性は十二分にあります。狼目線の狩候補死亡者はこの時点でゼロ。
加えて輝夜は霊護衛指示を受けているので、ここで霊噛みが通ると輝夜は確定破綻です。
よって共有を噛みにいったのですが、率直に私の感想を書くと「よく噛めると思ったな」としか言えません。
真狩が霊護衛を外していたら、まず護衛が鉄板で入っている場所で、非常にリスキーな噛みではあります。
しかし今回は罪袋が霊護衛指示を二日目時点で出しているのと、真狩の森近が霊能寄りの見解だったという事もあるでしょう。
なお、この日時点では森近視点では狼二騙りの真狂狼狼、輝夜狐の内訳が一応はありえます。
ただし、二騙りを見ないのであれば輝夜狼ですので、共有護衛でもよかった場面ではあります。
(最も破綻上等で護衛先抜きという手もありますが・・・)
 
森近噛みについてはそれほどの悪手ではないと思っています。というのも森近の出方と日記がどう考えても真濃厚だからです。
最初の方に書きましたが、狼にとってこの場面で一番まずいのは「スペースほむらが先に吊られる事」です。
スペースほむらが先吊りにされて●が出てしまった場合、狩ロラで終了です。どのみち森近に輝夜が信用勝負で勝てるか?というと
非常に怪しい上、グレー噛んで死体なしなど出してしまったら目も当てられません。
また、例え狩ロラになったとしても輝夜先吊りの可能性が高く、先吊りされてしまえば森近は吊られなくなりますので
結局噛むタイミングが変わるだけになってきます。
霊噛んでのグレー3残り最終日を想定盤面にするのであれば、森近を噛みで排除して輝夜吊られ、そこから一吊り回避して最終日。
盤面にはSG候補が複数残っていたので、悪い勝負ではありません。
 
【ターニングポイント:7日目】
最大のポイントは比那名居天子(村)噛まれです。これは相当不自然な噛みになっていますので違和感を持つべきところです。
前日に狩を抜いてますので、罪袋を噛んで盤面を全グレーにして勝負する事ができます。にも関わらず、先に天子が噛まれているのです。
つまり、「天子を先に噛みたかった人物が狼である」可能性が高いのです。
天子がグレーの中でもっとも吊り推していた人物は誰か?というとこれはもうスペースほむらしかいません。
一応、「意見噛みに見せるために天子噛みして、意見噛み主張してスペースほむらを吊らせる」という噛み手もあるにはあるのですが
狼がスペースほむらを吊らせたいのであれば、天子を放置しておけばいいのです。そうすれば翌日に吊り主張し続けてくれるでしょう。
そう考えると、ほむら狼以外だとあまりメリットがない噛みではあります。霊噛んで盤面全員グレー、天子に賛同してほむら吊って最終日という
至極安定しそうなルートを投げ捨てているわけですから。
 
この日の吊りは指定がなかった為に票がバラけ、永江衣玖(村)が二票貰いで吊られていますが、言ってしまうとここまで残さない方が良かった人物です。
個人的には巴毛玉ミ(村)吊りの日に吊っておくべきだったと思っています。そういう意味では進行の不備と見てもいいでしょう。
というのも、衣玖は共有投票をしている位置で、行動自体は非狼で見てよさそうなところなのですが、残しておけばノイズになるところ
でもあります。そして最終日に残せる位置としては微妙なので、終盤の大事な局面で吊られてしまうことが明らかです。
そう考えれば先吊りしておかなかったのが響いてしまったと言えるでしょう。
 
衣玖の共有投票は流石に狼はやらなそうなので(流石に狼でそれは出来ないでしょうから)ある意味感情吊りと言えなくもないですが
そういう観点からいけば、衣玖の共有投票自体が感情的な投票としか言えないので、吊られに関してもいささか仕方ないともおもいます。
今回は霊と共の指定が交錯していましたし、共の進行に関しては疑問点があるところではあり、実際に村陣営は混乱気味でした。
しかし、まどか偽を見るのであれば共有は対抗が出ているにも関わらず、四日目まで一切COをしていないのです。そんな事はありえるのでしょうか?
四日目に関していえば、村が考えるべき事は「あややの扱いについて」です。あややを吊って安定路線でいくのか、真ありえると見て残すのか。
または狐がありえるとして飼い狐進行を取るのか?あやや残し進行であればどの位置を吊るべきなのか?
つまり、まどか投票自体が「村の進行にまったく関与しないノイズ」でしかないのです。
素村の武器の一つである投票を棄権しているのも同様なので、これをどこまで村置きする要素として主張できるかというと微妙ではないでしょうか。
仮に村が見れたとしても、感情的な投票をする人物=終盤でのブレになる要素でしかないのですから。
 
素村は指定役の進行がズレていると感じるのであれば、発言をして軌道修正を考えなければなりません。
極論すれば指定役など不在でもまったく問題ないのです。素村が強ければそれだけで勝てます。
少なくとも「指定役の進行は間違っている。ここで吊るべき人物は○○だと思う」等の進行が出せないまま
だらだら進行しているようでは、指定役に依存した動きでしかありません。
そこから脱して、自力でグレーの人外に誘導をかけて吊り上げてこそのゲームだと思います。
 
 
【総評】
今回は狼が極めて不利な状況からスタートしていますが、慎重な噛みと勝負手を使い分けて盤面を進めていきます。
消去法ではありますが、ほむらLWでグレー勝負という想定最終日に向けて、無駄なく進行していった狼の進行はうまかったと思います。
LWであったほむらは殴り合いや誘導が強いタイプではなさそうですが、そういったタイプが中盤~終盤に掛けて
脱落していったのも大きいと思います。勿論指定役との相性もありますが、詰み寸前の状況からのらくらと吊りから逃げて
自分たちの用意した最終日勝負まで持ち込めた時点で賞賛ものです。
 
一方の村ですが、圧倒的優位にも関わらず意思統一がうまくいかずに進行と吊り先がぼやけたまま進んでしまった印象です。
狼が早い段階で最終日の想定をしていたのに対し、ぼやけたまま進んだ結果、「誰を残して最終日やらせるか」という
盤面整理を進められなかったところで狼に対してリードを許してしまったと思います。
もっともこれは指定役云々ではなく、村全体の力の話になると思います。進行上ほむら吊れる日にことごとく他の人物が
吊れてしまっているので、「狼とグレー勝負して村が負け続けて、最終日に行き着いた」というところでいいと思います。
 
狐は運が悪かったですね、としか。鈴仙の●特攻が狼刺さり→鈴仙噛まれが入った時点で相当厳しい勝負になってしまいました。
こればかりは運が悪かったとしか言いようがありません。
 
 
やはり最終日まで勝負がもつれ込むログの方が読んでいて面白いです。
進行に関しては村サイドは「安定進行」を外した進行になっていますが、狼サイドに関しては「鉄板進行」です。
また、途中で脱落した村メンバーの推理に関してはほむら狼までたどり着いている人物が何人かいますので
「なぜそこ人外で見たのか」というのも一つの見所だと思います。
 
 
最後に解説を書いていて気がついたのですか。やたらと東方キャラ以外の名前書いたような気がしなくもないです。

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最終更新:2013年07月11日 23:56