捏造!信用勝負の狼達!
「占い即噛み」と並ぶ狼の勝負路線「信用勝負」。
ところが、なかなかこのログに巡り会う事が出来ません。
というのも、複数視点詰みを目指す現在の安定進行に対する
狼サイドのメタ戦術として「占い即噛み」があるからだと思います。
というわけで、軽く捏造してみましたので、全体の流れの参考にしてください。
想定配役は17Aで、内訳は以下の通りです。役職を書いてない人は役職非公開ということで。
古明地さとり(狼)聖白蓮(狼)霧雨魔理沙(狼)
森近霖之助(占)四季映姫(霊)
八坂神奈子(共)洩矢諏訪子(共)
八意永琳 紅美鈴 アリス メディスン 博麗霊夢
八雲藍 東風谷早苗 火焔猫燐 リリーホワイト 初日犠牲者
以上17名。
一日目夜
魔理沙「また狼とか聞いてないんだけど」
さとり「あら、これは珍しい組み合わせですね。宜しくお願いします」
白蓮「随分頼れるお仲間達みたいですね、よろしくお願いします」
さとり「提案ですが、たまには信用戦をやりたいのですがいかがですか?」
魔理沙「いいんじゃないか?いざとなったら占い噛めばいいんだし」
白蓮「構いませんよ。誰が騙り出ます?」
さとり「では言い出しっぺの私が。どちらか初手囲いで出ます」
魔理沙「お、じゃあ私囲ってくれ。たまには楽したいんだ」
白蓮「私は大丈夫ですよ、初日グレランで死ぬとは思いませんし」
さとり「では魔理沙さん○で出ます。噛み役は私がやらせてもらいますね」
白蓮「では●打たれ用のCCO占いだけ用意しておきましょう。●打たれたら入れ替わりで」
魔理沙「正直初日●打たれってクソゲーだよな。まあ準備だけはしとくぜ」
まずは狼サイドの打ち合わせですが、今回は信用勝負を選択。初手身内囲いのガチンコ路線です。
グレランに自信があるという白蓮をグレに残し、まずは魔理沙を囲ってさとりが騙りで出る路線となります。
初手身内囲いは、信用勝負における狼側の最大の不安「初手狐囲い」を防ぐ事が出来る優秀な一手です。
初日●打たれ時の用意と噛み役担当を決めるところまではテンプレ展開。
今回は騙り狼のさとりが噛み役を担当します。
二日目昼(生存者16名)
占い候補
森近霖之助:博麗霊夢○
古明地さとり:霧雨魔理沙○
霊能候補
四季映姫
共有
八坂神奈子-洩矢諏訪子
吊られ
八意永琳
噛まれ
初日犠牲者
完グレ
紅美鈴 アリス メディスン 八雲藍 東風谷早苗 火焔猫燐 リリーホワイト 聖白蓮
二日目夜
魔理沙「おい狂人どこいった。真欠け狂狼-真とか夢見過ぎかな?」
白蓮「流石にそれは幻想じゃないでしょうか・・・」
さとり「とかく狐囲ったら勝てません。よって明日は聖さん○」
白蓮「連囲いとはガチの信用戦ですね。お願いします」
魔理沙「ガチ信用なら完グレ噛みからでいいと思うぜ。狩狐減らしてこう」
白蓮「であれば、銃殺対応も兼ねてグレの役職目噛みから入りましょう」
魔理沙「今日ピンとくる位置あんま無かったなあ。リリーかお燐か?」
白蓮「火焔猫素村だったら引退考えるレベルで狩で見てます」
魔理沙「ん、そうまで言うならお燐いこうぜ」
さとり「では今日の噛みは火焔猫燐@30」
魔理沙「お燐噛んだ後に霊平和出たらTSUGUNAIを要求する」
白蓮「金髪の子(頭が)かわいそうです」
初日2-1真狼という典型的な信用勝負パターンです。これが2-2の真狼-真狂だと理想的展開と言えるでしょう。
ここで信用負けを感じられるようなら占い即抜きコースにシフトしますが、狼はあくまで信用勝負を選択。
2-1真狼で占い二人の信用互角、信用戦がありえると狩が見ていると霊護衛発生率は結構な高さです。
一方「早期に霊能を抜ける」と判断したのであれば即噛みに行っても勿論構いません。
その場合は霊→グレ噛み→グレ噛みというような流れになるでしょう。
今回は、グレーから役職目を選んで噛みます。なお、ここであえて「役職目」としたのは
魔理沙が最初に口にした2-1の狂狼-真、真占い潜伏のパターンが17Aでは(勿論16Aでも)ありえるからです。
さて、さとりの○出しは白蓮。つまり強気の連囲いです。
初手霊を噛まない場合はここでパンダを作ってしまうのが最悪のパターンとなります。
一方、連囲いのメリットとしては「仲間をグレランから保護出来る」メリットがありますが、それ以外にも
早い段階で尻尾を出す狐などそうそういないので、見極めの時間を稼ぐ事が出来ます。
信用勝負で狐を囲ってしまうと非常に勝負が苦しくなる為、細心の注意を払うしかありません。
なお、今回はさとりが担当している騙り狼ですが、信用勝負時は占い文を複数書くのが当然である為
負担を減らす為に会話にはあまり参加しません。また、日中も「占い師」として信用を稼ぐのがメインの
立ち回りとなる為、潜伏狼が率先してグレーを見て、役職目や噛みたい人物を見ていきます。
信用勝負はチーム戦の色が濃い為、「騙り狼に丸投げ」では勝てる勝負も勝てなくなります。
三日目昼(生存者14名)
占い候補
森近霖之助:博麗霊夢○東風谷早苗○
古明地さとり:霧雨魔理沙○聖白蓮○
霊能候補
四季映姫:八意永琳○
共有
八坂神奈子-洩矢諏訪子
吊られ
八意永琳→メディスン
噛まれ
初日犠牲者→火焔猫燐
完グレ
紅美鈴 アリス 八雲藍 リリーホワイト
三日目夜
魔理沙「どうにも信用戦見てる村が多いね。これ霊平和出そうだぜ?」
白蓮「火焔猫で狩死亡確信してますが、グレもう一回噛みましょうか」
魔理沙「完璧な信用戦だな。こういうのも嫌いじゃないぜ」
さとり「アリス○にしようと思いますが、どうです?」
白蓮「そこは非狐で見ていますので、いいと思いますよ」
魔理沙「残りグレだったらそこでいいだろ。美鈴○にするの恐いし」
魔理沙「今日はリリー噛みでどうだ?役持ちあると思うんだけど」
白蓮「あそこ残しても良い事なさそうなんで、そこいきましょう」
さとり「銃殺対応分も作ってますのでご心配なく」
魔理沙「というか単純にさとり偽見たら連囲い追ってきそうなヤツでもあるからな」
白蓮「初日早苗殴ってたと思うんで、意見噛みでも主張しておきましょうか」
魔理沙「後半への伏線だな。ただまああんまりやりすぎないでくれ。ライン透ける」
さとり「リリー@30」
さて、連囲いが無事に成立し、対抗占い師が非狼に○を出した三日目夜。
狼視点、レアケを追わないのであれば狐候補は完グレの四人のみです。
霖之助が出した○は真であれば非狐、一方で狼は狼は連囲いしているので当然ながらそこに狐はいません。
今回は「ガチンコの信用勝負」がテーマなので噛み先は更にグレーの役持ち目を選択します。
信用勝負を放棄するのであれば、この日がほぼラストチャンスです。
占い先は当然ながら残りグレーの中から一番非狐で見れるところを選択します。一番強そうな人物がいいでしょう。
発言の強い人物は占い先としても最適なので、信用も稼げます。
こういった人物を立て続けに占うのを無難な占い先と揶揄する事がありますが、それは「騙りであれば狐を囲いづらい」
占い方でもあるという事です。狐はあまり目立ちたがりませんので(攻めの狐も勿論います)
四日目昼(生存者12名)
占い候補
森近霖之助:博麗霊夢○東風谷早苗○紅美鈴○
古明地さとり:霧雨魔理沙○聖白蓮○アリス○
霊能候補
四季映姫:八意永琳○メディスン○
共有
八坂神奈子-洩矢諏訪子
吊られ
八意永琳→メディスン→八雲藍
噛まれ
初日犠牲者→火焔猫燐→リリーホワイト
各占いの視点グレ
森近霖之助:霧雨魔理沙、聖白蓮、アリス(と、対抗+霊能)
古明地さとり:博麗霊夢、東風谷早苗、紅美鈴(と、対抗+霊能)
四日目夜
魔理沙「美鈴アレで溶けないとかマジか。一瞬両偽ワンチャン考えるぐらい驚いた」
さとり「さとりんの!ドキドキ!狐チェック☆タァァァァァァァーーイム!」
白蓮「なんですかその唐突なキャラ崩壊。止めてください」
魔理沙「あー。ということはアリス噛みでいいんだよな」
白蓮「限界までチャレを伸ばすという事ですね」
さとり「そういうことです。明日は霊夢●が出ます」
白蓮「霊夢三日目に発言落ちてたんで妥当ですね。初手囲い位置ですし」
魔理沙「しかしこれアリス狐だったらどうするんだ?」
白蓮「アリス非狐で超見てますが、平和出たら連噛みしましょう」
魔理沙「あくまで勝ちにいくって事ね、了解了解」
さとり「@25アリス」
いよいよ完グレ不在、あとは各占いの視点グレーのみとなった四日目夜。
ここまで来れば村も真狼の信用勝負と見ているでしょうが、それは全く問題ありません。
真狼の信用勝負とは「どっちのラインが狼なのか」を決める勝負なのですから。
ここで信用勝負の壁「狐を囲っているかどうか」が立ちはだかります。
そして狼視点生存者の中で狐がありえるのはアリスのみ。
この噛みが通れば狼視点では狐非生存が確定し、後は決め打ち勝負のみです。
勿論、アリス狩という事もありますので来るべき霊チャレに備える意味もあります。
●先に関しては当然対抗の●に撃ち込む形となりますが考えるべきポイントは
「霖之助-?-?の3Wだとして、誰が一番説得力があるか」
「その人物は非狩でありそうか」です。
ここで狩に●を撃ち込んでしまうと非常に厄介な事になります。
その為、念入りに非狩目に●出しする必要があります。
早期に霊を抜いていれば、狩に●が出てしまった後のリスクは軽減されます。
しかしその一方で死体なし発生率も高まりますので、どの段階で勝負をするかというのがポイントになってきます。
今回の噛みの路線だと「チャレ限界までグレーを減らし、狩狐生存率を下げる」という勝負手法です。
もしここでアリス噛みが通らなかったとなると、アリス狐が濃厚になります。
その場合の翌日以降のルートとしては
Aコース:気合いの霊能噛み
霖之助が白蓮●を出すのを前提にした噛みです。このタイミングで霖之助がアリスを占った場合は
さとりが映姫○を出さない限りは確定破綻ですが、○を出したところで真狼-狐なのでかなり苦しいでしょう。
一方、白蓮●が出た後だと霖之助の占い先はアリスのみですので、確実に誤魔化す事が出来ます。
Bコース:戦慄の連続噛み
白蓮が本文中で推していた噛みです。こちらは霖之助がアリス○を出すと見ての噛み先です。
噛み合わせが上手くいけばアリス1死体のみで、確定呪殺を出さずに狐を葬る事が出来ます。
最初に死体なしを出してしまった時点で17Aであれば1吊り増えますが、その後の死体なしについては
偶数になるだけなので深く考えないで構いません。
また、死体なしについては必ず「どこで発生したのか」を説明できるようにしておかなければなりません。
手法としては「潜伏狼が狩CO、共有護衛で護衛成功とする」「対抗占いが狐囲いをして、噛みで把握したのを濃厚と主張」
等があります。
死体無し一度であれば吊り縄の回数は11→9→7→5の4吊りですので問題ありません。
五日目昼(生存者10名)
占い候補
森近霖之助:博麗霊夢○東風谷早苗○紅美鈴○霧雨魔理沙●
古明地さとり:霧雨魔理沙○聖白蓮○アリス○博麗霊夢●
霊能候補
四季映姫:八意永琳○メディスン○八雲藍○
共有
八坂神奈子-洩矢諏訪子
吊られ
八意永琳→メディスン→八雲藍→博麗霊夢
噛まれ
初日犠牲者→火焔猫燐→リリーホワイト→アリス
各占いの視点情報
森近霖之助:霊真であればさとり、白蓮が確定狼。狐非生存。
古明地さとり:霊真であれば霖之助、美鈴、早苗に2W確定。最大2W1F。
五日目夜
魔理沙「アリス非狐は知ってた感。で、今日は霊チャレだろ?」
さとり「解ってるとは思いますが霊噛み一択です」
白蓮「しかしここまで来ると喋る事ほとんどないですね」
さとり「早苗さん●でいいですね?」
白蓮「そこしかありませんね」
魔理沙「じゃあ二人ともお疲れさまだ。ここまで来たからには勝ってくれよ」
さとり「当然勝ちます、魔理沙さんは霊界で見守ってて下さい」
白蓮「霊夢のリアクションが黒すぎたので、負ける気がしませんね」
魔理沙「霊平和出たら、聖に濃厚なTSUGUNAIを要求する」
白蓮「火焔猫で狩死んだって何回言わせる気なんですか」
さとり「@35霊チャレ」
アリス噛みが通った事により、役職欠けがない限りは狐非生存が確定です。
ここで霊が生きていると翌朝に霊夢○からのライン割れ破綻となりますので
霊チャレ以外の選択肢はありません。
この時点で狼視点の生存狩候補は早苗と美鈴の二人のみ。
死体なし発生率は極めて低めです。
進行としては●のバランス吊りが安定進行になりますので
翌日は魔理沙が吊られ、6人2Wでの決め打ち勝負となります。
この段階まで来たら夜にほとんど喋る事はありません。
強いて言うのであれば、視点狼をどこに置くかぐらいですが、それもほぼ前日に決まっています。
というのも、「霖之助-霊夢-?」で説得力のある方に●を出す(もしくは説得力がない方に○を出す)だけだからです。
六日目朝(生存者8名)
占い候補
森近霖之助:博麗霊夢○東風谷早苗○紅美鈴○霧雨魔理沙●聖白蓮●
古明地さとり:霧雨魔理沙○聖白蓮○アリス○博麗霊夢●東風谷早苗●
霊能候補
四季映姫:八意永琳○メディスン○八雲藍○(噛まれ死)
共有
八坂神奈子-洩矢諏訪子
吊られ
八意永琳→メディスン→八雲藍→博麗霊夢→霧雨魔理沙
噛まれ
初日犠牲者→火焔猫燐→リリーホワイト→アリス→四季映姫
各占いの最終視点情報
森近霖之助:視点完グレの霊噛まれにより狐非生存確定。
古明地さとり:霊夢-早苗で2W確定。霖之助-美鈴に最大1W1F
六日目夜
白蓮「はい」
さとり「はい」
白蓮「美鈴噛みにしませんか?」
さとり「美鈴さんは微妙にブレそうなので、そこで」
白蓮「共有はこちらのライン真で追ってるみたいなんで両残しで勝てると思います」
さとり「@40。勝ちますよ」
本当に喋る事はありません。最終日に向けて勝負の用意をするだけです。
噛みのポイントとしては共有は残しても構わないという事です。
信用勝負のキモは「どっちのラインが真に見えるのか」である為、共有が自分達のラインを真打ちしそうであれば
当然残して構いません。最終日が占村村狼狼共でも占村狼狼共共でも自分達が真を取れればいいという発想です。
ちなみに信用勝負中は共有護衛率が上がりますので、本筋とは関係ないところを噛んで死体なしという
非常に馬鹿馬鹿しい事態すら発生しうるリスクがあります。
七日目には二つのラインから真だと思う方の●を吊りますが、ここで早苗が吊れれば
狼サイドの勝ちは揺るぎません(美鈴噛み→早苗吊りで占狼狼共共となる為)
一方、白蓮が吊られると、八日目にはさとりが吊られて狼負けとなります。
よって、七日目が村陣営、狼陣営にとっての実質最終日となります。
信用勝負のメリットとして
①村VS狼の勝負とする事によって、狐勝率を大幅に下げる事が出来る
②ラスグレ勝負になりかちな占い噛み路線に比べ、早期決着が望める
③①に関連するが、狩候補がガンガン死ぬので吊り縄増加のリスクが下がる
①に関しては村の進行を見れば解る通り、もの凄い勢いで狐の生存領域であるグレーが狭くなっていきます。
更に囲いを貰っていたとしても、終盤の詰めで死ぬ事がほとんどです。
「信用勝負であれば狐は七割負け」と言われるのもやむなしです。
②に関しては、占いを噛んだ狼が徹底的に狐ケアをするのであればLW勝負とする必要があります。
ところが信用勝負であれば途中で狐が退場する事がほとんどなので、その分決着を早める事が出来ます。
③は①と相互関係にあります。狐を追いつめるグレーコントロールの為にグレーを噛むという事は狩候補が
削られるという事ですし、前述の通り霊以外の役職は残せる進行になっています。よって狩の死亡率を
上げる事が出来ます。②ともやや関連しますね。
信用勝負のデメリットとして
①狐を囲った時の対処が非常に難しい
②きちんとグレコンをする必要がある
③霊が噛めないとどうしょうもない
①は言うまでもないでしょう。狐を囲ってしまうとそこに対処するだけで労力が必要になりますので。
②は「グレコンなんかして当然だろ」という意見もありますが、占い噛みに比べるとより精度の高いものが要求されるという事です。
例えば3-1真狂噛み切り辺りだったら最終日共共霊狼なんていう馬鹿な残し方さえしなければ詰みません。
噛まれた占いA、Bの○貰い二人と霊判定●の占いCの○貰い一人、霊能なんかでも勝負は成立します。
信用勝負においてはきちんとグレコンをしていかないとあっさり詰んでしまったり、「仕事終わり」で騙り狼が先吊りになったりします。
③に関しては当然ですが、霊を処理しなければなりません。「占い即噛み」に対するメタ戦術「真目占い鉄板護衛」がありますので
比較的早期に噛みやすいポジションですが、霊鉄板されていたりするとかなり悲惨な事になります。
という事で2-1真狼、完グレ噛み二回の典型的な信用勝負を捏造してみました。
信用勝負の盤面はこういう感じで流れていきますので、どうぞご参考に。
最終更新:2013年07月11日 23:47