実録!夜の狼達!

【人狼】は初日夜から仲間内で相談をする事ができます。
ゲームメイカーたる【人狼】はここでおおまかな戦略を立て、動いていきます。
実際にどの様に動いているか見てみましょう。
 
 
この狼会話は、実際にあった会話をベースにしています。
ベースは17A配役○戦以上という戦歴縛り有りの村なので、全員経験者です。
狼側の進行としてはテンプレ的な進行になっています。
 
 
 
【初日夜】
 
パチュリー「こんばんは。貴方達がお仲間なのね」
霧雨魔理沙「魔法使い三人とは嬉しいな。人狼はパワーだぜ!」
アリス「人狼はブレイン、大筋だけ決めておきましょう」
パチュリー「私が騙りに出るわ。即抜きで宜しく」
魔理沙「それなら噛み切りグレランゲーやろうぜ」
アリス「潜伏ね、ではおやすみなさい」
魔理沙「よし、私も占いCCOの準備だけして寝るよ」
パチュリー「じゃあ@25で噛むわ。噛み役は私が生きてる間は任せて」
アリス「呪殺出たら無理に出ないで。狩センサーには自信があるから」
 
 
初日に決めるべき事は、今後の進行の根幹となる騙りの有無です。
例文ではパチュリーが騙り狼、魔理沙とアリスが潜伏狼の内訳です。
今回の勝負の路線はパチュリーが騙りに出て護衛を取り、その間に他の占い候補を
噛みで処分する潜伏勝負路線。この場合パチュリーはほぼ確定で吊られるので
LWは魔理沙かアリスのどちらかです。会話を見る限りだとアリスが想定LWでしょうか。
また、呪殺時は対応せずにそのまま全潜伏で【狩人】を噛み抜いての占い抜き勝負という
路線指示がアリスから出ています。
 
ポイント
①勝負の大枠を決めよう・・・漠然と発進するよりも、その後に向けた戦略を練れます
②噛み役は決めておこう・・・無用のトラブルを防ぐ事が出来ます
③CCOは用意しよう・・・おかしな内訳になるのを防ぐ為、何で出るかも伝えておくとベストです
④初心者なら初心者COを・・・一番大事です。優秀なお仲間は貴方が初心者である事を踏まえて作戦を組み立ててくれます。
 
 
【二日目夜】3-1-1からのグレラン。
占い候補:四季映姫、上白沢慧音、パチュリー。狼への囲いなし。パチュリーのみ霊能占い
霊能候補:蓬莱山輝夜
共有:レミリア(相方初日犠牲者)
吊られ:チルノ(翌日霊結果○)
 
霧雨魔理沙「グレラン死するかと思ったぜ。危ない危ない」
パチュリー「2票貰いでしょ?悪くないと思うわよ」
アリス「チルノ吊られるとは想定外ね。嬉しい誤算」
パチュリー「で、どっち噛みたい?私は四季映姫が噛み通りそうだと思うけど」
アリス「四季映姫真で見てるんで、そっち噛みでいいと思うわ」
霧雨魔理沙「二人ともどっちもどっちなんだが、噛めそうなのは四季映姫かな」
パチュリー「じゃあ四季映姫@30噛み」
霧雨魔理沙「了解、日記だけ書いて寝るぜ」
アリス「私も一応書いてるわよ」
 
 
潜伏二人がグレランを乗り切っての三日目夜。ここでの噛み選択が今後のゲーム展開を
大きく決めます。例文通りの3-1○進行、パチュリーが信用勝負優勢と見れば
当初の路線を翻しての霊能か共有を噛んでの信用勝負も可能です。
こういった序盤の段階であれば、作戦の路線変更が聞きますので状況を見て判断します。
 
今回は三人とも信用勝負優勢と感じなかったのか、当初の路線通り占い噛みを選択します。
アリスは真と見て、他二人は護衛が入ってなさそうと見て噛み先四季英姫を提案します。
満場一致で噛み先が決まりましたので、今回は四季英姫をパチュリーが噛みます。
この噛みが通るとパチュリーは真狂どちらを噛めていても途中での吊りを避けられない為
潜伏二人に勝負を賭ける、当初の予定通りの勝負となります。
その為、潜伏の二人は狩日記を書いて指定を貰った時の吊り逃がれも考えているようです。
最もアリスは「一応」書いているという事なので、余裕はまだまだありそうです。
 
ポイント
①噛みをよく考えろ・・・ここでの噛みによって路線が決まると言っても過言ではありません。三日目夜の噛みは重要です。
②噛み役は時間と相手を伝えろ・・・グレー噛み死体なしの時に、狐候補を全員に伝える事が出来ます。
③伝達事項はちゃんと伝えろ・・・狩日記の用意等、他メンバーに伝える事はちゃんと伝えて事故を減らせ
 
 
三日目夜:四季映姫噛まれで共有指示グレー指定吊り。
上白沢慧音、パチュリーはそれぞれ完グレに○。狼への囲いなし。
吊られ:八雲藍(翌日霊結果○)
 
霧雨魔理沙「あー、発言ミスった気がする」
パチュリー「噛み切りでいいかしら?」
霧雨魔理沙「噛み切りはパワーだぜ!」
アリス「噛み切りか魂魄妖夢、八雲紫辺り噛みを推すわ」
霧雨魔理沙「八雲紫噛みはいいな。あそこ吊りにもってくのは相当しんどい」
パチュリー「二人とも上白沢慧音の○ね。その二人なら異論ないところ」
アリス「上白沢慧音の真ありえると思うのなら噛み切りの方がお勧めね」
霧雨魔理沙「じゃあ上白沢慧音→八雲紫でどうだ?」
アリス「それでいきましょ」
パチュリー「では上白沢慧音@30」
 
最初の指定吊りから逃れた潜伏二人がもう1縄逃げ切っての三日目夜。
12Bであればここからの路線変更はかなり厳しいでしょう。
17Aであればまだ間に合いますが、路線変更による一手損は覚悟をしなければなりません。
変更するかどうかは慎重に判断しましょう。
 
今回は初手占い噛みをしているので、路線の変更しようがないケースです。
狼達がここで考えているのは「残った一人の占い候補をどうするか」です。
昨日で真を抜けているのであれば、残しておいて吊り縄を使わせた方が狼陣営に取って
プラスなのですが、確定呪殺が出て真が確定しまった場合は最悪のケースとなります。
その為、噛み切りも充分選択肢に入ります。
気になる位置の暫定○噛みも視野に入ったようですが、残った一人の真も考慮しての
噛み切り。これが通ると真狂噛まれが確定し、村目線からはパチュリー狼狐の確定人外
つまり吊り確定となります。
 
また、今回は噛み切り路線だった為パチュリーは二人をグレーに残したままにしています。
パチュリーが吊られて霊能結果●が出ると、囲いは当然疑われるからです。
ただし、四日目ともなるとグレーがかなり狭くなってくるので二人のどちらかに
指定が入る可能性も高くなっています。そうなった際は三日目に会話に出た狩人日記を使うつもりなのでしょう。
 
 
ポイント
①無闇に路線変更するな・・・三日目夜まで来ると路線変更はロスを生みます。変更するのであれば相応の理由が必要です。
②変える時は変えろ・・・逆に、この路線では勝てないと悟った時は速やかに変更するべきです。ここが最後のチャンスです。
③グレーについても考えろ・・・吊れる位置、狐候補、吊れない位置、SG等。そろそろグレーの始末を考える段階です。
 
 
 
 
実例を挙げて細かく解説しましたが、大体こんな感じで狼の夜は進行していきます。
ここまでの噛みで後半の進行がガラリと変わる為、2~4日目の夜に掛けてピックアップしました。
11A、12Bはもとより長期戦となる17A等の多人数配役では夜時間の間に
「誰を噛むのか」「今後どうするのか」「誰に誘導を掛けるか」「仮想狼をどこにするか」「狐はどこだと思うか」
等を決めて進めていきます。
強い狼はきちんと道筋を立てて、勝つ為のルートを決めていきます。
夜時間占い文を書いたり狩人日記を書いたり忙しいですが、必ず仲間と打ち合わせをしましょう。
特に初日夜と二日目夜は方針を決める大事な夜です。ここをしっかりやらなかった為に
「うっかり二騙りになった」「なんか変な所が噛まれてる」「囲い要らないといったのに囲われてる」
等の事故が発生する事も多々あります。
長々お喋りする必要はありませんが、必要な事は必ず決めておいてください。
 

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最終更新:2013年07月10日 18:48