61cm四連装(酸素)魚雷

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|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |BGCOLOR(#e5d9c6):&ref(装備013.png)|>|>|>|種類:魚雷| |~|>|>|>|| |~|>|>|>|&bold(){スペック}| |~|>|雷装+12|>|射程:短| |~|>||>|    | |~|>|    |>|    | |~|>|>|>|| |~|>|>|>|&bold(){装備可能艦種}| |~|BGCOLOR(cyan):駆逐|BGCOLOR(cyan):軽巡|BGCOLOR(cyan):重巡|戦艦| |~|軽母|空母|水母|航戦| |~|BGCOLOR(cyan):雷巡|航巡|BGCOLOR(cyan):潜水|BGCOLOR(cyan):潜母| 初期装備艦娘:改造後の白露型以降の駆逐艦、重雷装巡洋艦、改造後の軽巡・重巡 #contents() &autolink(id=wikibody) ---- *ゲーム内情報 ---- 図鑑紹介 大威力長射程を誇る、秘密兵器『九三式酸素魚雷』。 その必殺の酸素魚雷を四連装した水雷兵装の決定版が、四連装【酸素魚雷】発射管です。 新型の主力駆逐艦や各巡洋艦などに搭載され、夜戦等で最大の雷装戦力を構成します。 #br() 現状では自力開発できる中では最強の雷撃兵装。 これを超える兵装は、現在のところ重雷装巡洋艦改ニが持ってくる[[61cm五連装(酸素)魚雷]]しかない。 最強の兵装の割りには手軽に量産ができるため、長きに渡りお世話になる人も結構多いはず。 ---- *史実情報 ---- 正式名称『&bold(){九二式61cm四連装魚雷発射管}』。 九三式酸素魚雷関連の特用空気(酸素)圧縮ポンプや気蓄器などを備えているが、基本的な機構は通常の空気魚雷を使用する九二式61cm四連装魚雷発射管([[61cm四連装魚雷]])と変わらない。 逆に言えば関連装備を搭載すれば酸素魚雷の運用が可能になるということで、当初空気魚雷の運用のみだった[[白露]]型と[[朝潮]]型は開戦前までに関連装備を搭載し、酸素魚雷の発射能力を得ている。 なお最初から酸素魚雷搭載能力を備えた駆逐艦は[[陽炎]]型が最初。 巡洋艦では一部の5500t型と阿賀野型以降の軽巡。また全ての重巡がこの発射管を装備している。 #image(Maikaze.jpg) 陽炎型駆逐艦[[舞風]]の側面図。艦中央の煙突に挟まれたものが九二式61cm四連装魚雷発射管。 酸素魚雷とは、燃料と混合燃焼させて魚雷の推進力を産むための酸化剤に、従来の圧縮空気ではなく、圧縮酸素を用いた魚雷のこと。 酸化剤に酸素を用いればもちろん空気よりも燃焼効率が上がり、魚雷の射程が大幅に向上する。また燃焼ガスが水に溶けやすい炭酸ガスのため雷跡が発見困難になるなど、多くのメリットをもたらす。 そのため酸素魚雷は列強各国で開発が進められていた。 だが、燃焼しやすい酸素を用いるために爆発事故が絶えず、とても実用化に耐えうるものではないと、各国は酸素魚雷の開発を放棄している。 そんな中で開発を諦めなかった日本のみが1933年(昭和8年/皇紀2593年)に世界初の実用酸素魚雷『九三式酸素魚雷』の開発に成功したのである。 #image(Type93torpedo.jpg) ガダルカナル島で米軍に鹵獲され、ワシントンD.C.で公開された九三式酸素魚雷 九三式酸素魚雷は炸薬量が多く、また射程と隠密性に優れた兵器で、水雷戦に賭けた日本海軍の最終兵器としてその活躍を期待されていた。 その期待の現れが「九三式[[61cm四連装(酸素)魚雷]]」発射管を10基搭載した重雷装巡洋艦「[[大井]]」「[[北上]]」の存在であろう。 確かに性能は素晴らしいの一点に尽き、スラバヤ沖海戦やコロンバンガラ島沖海戦では非常に大きな戦果を上げている。 しかし空気魚雷に比べて非常に高価かつ複雑で、実際に運用してみると爆発しやすい酸素を使用しているため非常に繊細で、整備性が悪い。自爆が頻発するなどの欠点も多い、極端な兵器だった。 結局のところ日本海軍の酸素魚雷は、性能は良いが兵器としての信頼性に欠けたものであったと言わざるを得ない。 なお、酸素魚雷の技術は日本の同盟国であったドイツにも遣独潜水艦作戦によって渡っている。 だが通商破壊を重きに置き、戦艦すらも通商破壊に用いるドイツ海軍では酸素魚雷は極端な過剰性能で、さらに整備性と取り扱いが面倒なために、結局採用されることはなかった。 こうして圧倒的な力を持ちながら、信頼性に欠けるために傑作兵器とは言いがたい酸素魚雷であったが、その方向性はあながち間違ってはいなかった。 戦後になって過酸化水素水から酸素を発生させ、燃料と混合燃焼させる、所謂ヴァルター機関の技術がドイツから流出したことに伴い、ソ連や英国を始めとした各国で酸素魚雷は次々実用化された。 海上自衛隊でも護衛艦の雷装戦力の充実を図るために、九三式酸素魚雷の後継とも言えるヴァルター機関式の酸素魚雷、72式長魚雷を開発している。 現在、九三式酸素魚雷及び潜水艦用の九五式酸素魚雷は呉市の大和ミュージアムや江田島市の海上自衛隊第1術科学校などで見られる。 それを撃ち出す九二式四連装魚雷発射管は、戦後に海上自衛隊で再就役した「松」型駆逐艦の「梨」に搭載されていた物が、同じく江田島市の海上自衛隊第1術科学校で保存されている。 なお、ゲーム中では改造するとほぼ全ての軽巡がこの発射管を装備するが、史実では[[由良]]・[[鬼怒]]・[[川内]]の三隻は九二式四連装魚雷発射管を装備しておらず、九〇式空気魚雷しか運用できなかった。 それどころか[[天龍]]型と[[大井]]、[[北上]]以外の球磨型ではニ世代前の53.3cm魚雷発射管が運用されていた程である。 搭載艦 駆逐艦:白露型、朝潮型、陽炎型、夕雲型、秋月型、松型 軽巡洋艦:大井、北上、長良型(由良・鬼怒を除く)、川内型(川内を除く)、阿賀野型、大淀 重巡洋艦:全型 #br ---- - 史実編集いたしました -- 名無しさん (2013-09-11 01:50:15) - 金剛がバーニングしてますぜ -- 名無しさん (2013-09-13 21:50:33) - 酸素魚雷は長射程も持ち味の一つなので短いのは納得いかないが、長いとゲームバランス崩れるしなぁ -- 名無しさん (2013-10-11 13:11:31) - バトルフィールドというゲームじゃ、あまりの酸素魚雷のえげつないスペックのために対戦で使用禁止にしてたところも多いというから… -- 名無しさん (2013-10-11 13:21:16) #comment
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |BGCOLOR(#e5d9c6):&ref(装備013.png)|>|>|>|種類:魚雷| |~|>|>|>|| |~|>|>|>|&bold(){スペック}| |~|>|雷装+12|>|射程:短| |~|>||>|    | |~|>|    |>|    | |~|>|>|>|| |~|>|>|>|&bold(){装備可能艦種}| |~|BGCOLOR(cyan):駆逐|BGCOLOR(cyan):軽巡|BGCOLOR(cyan):重巡|戦艦| |~|軽母|空母|水母|航戦| |~|BGCOLOR(cyan):雷巡|航巡|BGCOLOR(cyan):潜水|BGCOLOR(cyan):潜母| 初期装備艦娘:改造後の白露型以降の駆逐艦、重雷装巡洋艦、改造後の軽巡・重巡 #contents() &autolink(id=wikibody) ---- *ゲーム内情報 ---- 図鑑紹介 大威力長射程を誇る、秘密兵器『九三式酸素魚雷』。 その必殺の酸素魚雷を四連装した水雷兵装の決定版が、四連装【酸素魚雷】発射管です。 新型の主力駆逐艦や各巡洋艦などに搭載され、夜戦等で最大の雷装戦力を構成します。 #br() 現状では自力開発できる中では最強の雷撃兵装。 これを超える兵装は、現在のところ重雷装巡洋艦改ニが持ってくる[[61cm五連装(酸素)魚雷]]しかない。 最強の兵装の割りには手軽に量産ができるため、長きに渡りお世話になる人も結構多いはず。 ---- *史実情報 ---- 正式名称『&bold(){九二式61cm四連装魚雷発射管}』。 九三式酸素魚雷関連の特用空気(酸素)圧縮ポンプや気蓄器などを備えているが、基本的な機構は通常の空気魚雷を使用する九二式61cm四連装魚雷発射管([[61cm四連装魚雷]])と変わらない。 逆に言えば関連装備を搭載すれば酸素魚雷の運用が可能になるということで、当初空気魚雷の運用のみだった[[白露]]型と[[朝潮]]型は開戦前までに関連装備を搭載し、酸素魚雷の発射能力を得ている。 なお最初から酸素魚雷搭載能力を備えた駆逐艦は[[陽炎]]型が最初。 巡洋艦では一部の5500t型と阿賀野型以降の軽巡。また全ての重巡がこの発射管を装備している。 #image(Maikaze.jpg) 陽炎型駆逐艦[[舞風]]の側面図。艦中央の煙突に挟まれたものが九二式61cm四連装魚雷発射管。 酸素魚雷とは、燃料と混合燃焼させて魚雷の推進力を産むための酸化剤に、従来の圧縮空気ではなく、圧縮酸素を用いた魚雷のこと。 酸化剤に酸素を用いればもちろん空気よりも燃焼効率が上がり、魚雷の射程が大幅に向上する。また燃焼ガスが水に溶けやすい炭酸ガスのため雷跡が発見困難になるなど、多くのメリットをもたらす。 そのため酸素魚雷は列強各国で開発が進められていた。 だが、燃焼しやすい酸素を用いるために爆発事故が絶えず、とても実用化に耐えうるものではないと、各国は酸素魚雷の開発を放棄している。 そんな中で開発を諦めなかった日本のみが1933年(昭和8年/皇紀2593年)に世界初の実用酸素魚雷『九三式酸素魚雷』の開発に成功したのである。 #image(Type93torpedo.jpg) ガダルカナル島で米軍に鹵獲され、ワシントンD.C.で公開された九三式酸素魚雷 九三式酸素魚雷は炸薬量が多く、また射程と隠密性に優れた兵器で、水雷戦に賭けた日本海軍の最終兵器としてその活躍を期待されていた。 その期待の現れが「九三式[[61cm四連装(酸素)魚雷]]」発射管を10基搭載した重雷装巡洋艦「[[大井]]」「[[北上]]」の存在であろう。 確かに性能は素晴らしいの一点に尽き、スラバヤ沖海戦やコロンバンガラ島沖海戦では非常に大きな戦果を上げている。 しかし空気魚雷に比べて非常に高価かつ複雑で、実際に運用してみると爆発しやすい酸素を使用しているため非常に繊細で、整備性が悪い。自爆が頻発するなどの欠点も多い、極端な兵器だった。 結局のところ日本海軍の酸素魚雷は、性能は良いが兵器としての信頼性に欠けたものであったと言わざるを得ない。 なお、酸素魚雷の技術は日本の同盟国であったドイツにも遣独潜水艦作戦によって渡っている。 だが通商破壊を重きに置き、戦艦すらも通商破壊に用いるドイツ海軍では酸素魚雷は極端な過剰性能で、さらに整備性と取り扱いが面倒なために、結局採用されることはなかった。 こうして圧倒的な力を持ちながら、信頼性に欠けるために傑作兵器とは言いがたい酸素魚雷であったが、その方向性はあながち間違ってはいなかった。 戦後になって過酸化水素水から酸素を発生させ、燃料と混合燃焼させる、所謂ヴァルター機関の技術がドイツから流出したことに伴い、ソ連や英国を始めとした各国で酸素魚雷は次々実用化された。 海上自衛隊でも護衛艦の雷装戦力の充実を図るために、九三式酸素魚雷の後継とも言えるヴァルター機関式の酸素魚雷、72式長魚雷を開発している。 現在、九三式酸素魚雷及び潜水艦用の九五式酸素魚雷は呉市の大和ミュージアムや江田島市の海上自衛隊第1術科学校などで見られる。 それを撃ち出す九二式四連装魚雷発射管は、戦後に海上自衛隊で再就役した「松」型駆逐艦の「梨」に搭載されていた物が、同じく江田島市の海上自衛隊第1術科学校で保存されている。 なお、ゲーム中では改造するとほぼ全ての軽巡がこの発射管を装備するが、史実では[[由良]]・[[鬼怒]]・[[川内]]の三隻は九二式四連装魚雷発射管を装備しておらず、九〇式空気魚雷しか運用できなかった。 それどころか[[天龍]]型と[[大井]]、[[北上]]以外の球磨型ではニ世代前の53.3cm魚雷発射管が運用されていた程である。 搭載艦  駆逐艦:白露型、朝潮型、陽炎型、夕雲型、秋月型、松型  軽巡洋艦:大井、北上、長良型(由良・鬼怒を除く)、川内型(川内を除く)、阿賀野型  重巡洋艦:古鷹型、青葉型、最上型、利根型(四連装)。妙高型、高雄型(三連装) #br ---- - 史実編集いたしました -- 名無しさん (2013-09-11 01:50:15) - 金剛がバーニングしてますぜ -- 名無しさん (2013-09-13 21:50:33) - 酸素魚雷は長射程も持ち味の一つなので短いのは納得いかないが、長いとゲームバランス崩れるしなぁ -- 名無しさん (2013-10-11 13:11:31) - バトルフィールドというゲームじゃ、あまりの酸素魚雷のえげつないスペックのために対戦で使用禁止にしてたところも多いというから… -- 名無しさん (2013-10-11 13:21:16) #comment

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