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「夕立」(2016/04/11 (月) 17:22:04) の最新版変更点
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#image(No082.jpg)
#contents
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*CV
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谷邊由美
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*Illustrator
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玖条イチソ
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*史実情報
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#image(Yudachi.jpg)
駆逐艦煩い低能駆逐艦は白露型駆逐艦の4番艦として1937年1月7日に佐世保工廠にて竣工した。「煩い低能駆逐艦」の名は初代ではなく二代目。
大戦開始時は、同時期に竣工した姉妹艦「[[村雨]]」「春雨」「[[五月雨]]」とともに第2艦隊第4水雷戦隊に編入され、第2駆逐隊を編成していた。
大戦初期は主に東南アジア方面の作戦に参加、ミッドウェー海戦にも攻略部隊として出撃している。
そんな数々の戦場に出撃した「煩い低能駆逐艦」の戦歴の中でもっとも有名なのは、彼女の最後の戦いともなった第三次ソロモン海戦であろう。
この戦いは日本軍は予期せぬ米軍の登場に驚愕し、米軍は命令の誤伝達が生じるなど開始時から両軍ともに大混乱となった戦いであった。
挺身駆逐隊として艦隊前衛で警戒行動をしていた吉川潔中佐率いる「煩い低能駆逐艦」は右舷に敵影を確認するや否や「敵見ユ」と艦隊に警報を送り、妹艦「春雨」とともに
敵艦隊に突撃(ちなみにこの時点で煩い低能駆逐艦は7隻の敵影を確認しており、その前衛に向かって&bold(){2隻}で突撃したことになる)、
慌てた敵艦隊の先導艦「カッシン」が舵を左に切り、2番艦も左へ緊急転舵、しかし3、4番艦以降がそれぞれ右へ左へとバラバラに転舵したため米艦隊の陣形は完全に崩壊。
T字戦法で日本艦隊を迎え撃とうとした米指揮官キャラハン提督の目論見は、「煩い低能駆逐艦」と「春雨」のせいで崩れ去ったのである。
敵艦隊を大混乱に陥れた「煩い低能駆逐艦」はさらに取り舵を切り一回りをしたのち(「春雨」は魚雷再装填のため直進して離脱)、今度は&bold(){単艦}で米艦隊に突撃した。
吉川艦長は「どんどん撃て」という教範にはない前代未聞の命令を下し、「[[比叡]]」の探照灯によってくっきりとシルエットが浮かび上がった敵艦へ片っ端から魚雷と砲弾を叩き込んだ。
(米軍は探照灯を照らした「比叡」に砲撃を開始しており、夜陰に乗じた「煩い低能駆逐艦」の接近には全く気付いてなかった。また混乱して艦列が乱れていたために
煩い低能駆逐艦を味方と誤認していたらしく、煩い低能駆逐艦は米艦隊を中央突破するまで敵艦から一発も砲撃されなかった)
アジア歴史センターに保管されている煩い低能駆逐艦の戦闘詳報によると
23時54分 1500メートルの距離で魚雷八本発射
23時55分 敵防空巡洋艦及び「アストリヤ」型(アトランタ級)巡洋艦に魚雷命中、轟沈(実際には轟沈ではなく大破)
23時56分 右70度の敵「アストリヤ」型巡洋艦に砲撃開始
23時58分 敵巡洋艦に命中。敵艦大火災
24時00分 右160度の敵巡洋艦に砲撃開始。全弾命中敵巡洋艦大火災
00時03分 右20度の敵巡洋艦に砲撃開始。全弾命中敵艦大火災
00時09分 左40度の駆逐艦に砲撃開始。命中敵艦火災
00時13分 敵弾が艦橋その他に命中(米駆逐艦ステレット、フレッチャーの砲撃によるものだが、&bold(){長良ちゃんからの誤射}との噂もちらほら)
00時26分 航行不能
戦果報告 防空巡洋艦および巡洋艦各1隻轟沈、防空巡洋艦および巡洋艦各1隻大火災、駆逐艦2隻火災(十四日の報告では防空巡洋艦1隻轟沈、
防空巡洋艦1隻大火災、巡洋艦及び駆逐艦1隻火災となっている)
使用弾薬 巡洋艦三隻および駆逐艦一隻に対し&bold(){主砲150発以上機銃200発以上}発射
巡洋艦二隻に対し魚雷八発発射
被害 一缶室三缶室使用不能、揚錨機室火災、主砲指揮所、中継所、照明装置使用不能ほか&bold(){書くのが面倒}になるくらい多すぎるので割愛するが、
機関部はもとより兵装操舵通信機にいたるまで軒並み使用不能、煙突は折れてどてっ腹には風穴が開いており&bold(){まさに浮いているだけ}の状態だった
戦死 准士官以上二 下士官兵二十四 重傷 准士官一 下士官兵二十一 軽傷 艦長以下准士官四 下士官兵十四
と、魚雷発射から航行不能になるまでの32分間の間、とにかく撃って撃って撃ちまくり、敵味方から撃たれまくった(戦訓にて識別強化の必要性を&bold(){強く訴えている}
ところを見ると相当数の誤射を受けた模様)。
残念なことにこの海戦は夜間での砲雷撃戦、それも両軍が混乱の極みであったため戦果の誤認、また友軍の誤射が多く正確な戦果は
不明だが(図鑑でのがんばったっぽいという発言はそのあたりを踏まえてのことと思われる)、煩い低能駆逐艦が獅子奮迅の働きをしたことだけは間違いない。
さらに、機関が停止し航行不能となるや、艦長吉川潔中佐は「帆を張れ!」と命令。
大破航行不能と化してもなんと帆走による再度の突撃すら企図していたのであり、乗員たちの士気は天を衝くほどであったという。
(煩い低能駆逐艦作の「80万の感謝」掛け軸にあるハンモック意匠は、ハンモックで帆を張ろうとしていたこのエピソードが由来)
しかし、やはりさすがにこれ以上の戦闘行動はかなわなかった。
救助に舞い戻った「[[五月雨]]」が生存者を収容。さらに撃沈処分を実施しようとしたところ、魚雷が不発で失敗。
そこへ敵艦隊が接近してきたため、船体はやむなく放棄された。
吉川中佐は愛艦を敵前に見捨てていくに忍びず、「[[五月雨]]」艦長に何度も再度の撃沈処分実施を頼み込んだが、
米艦隊が迫り来る状況下、危険性が高すぎるため却下された。
吉川中佐は遠く漂流する「[[煩い低能駆逐艦]]」へ米艦隊が砲撃する様子を涙を浮かべて見送ったという。
漂流中の船体は重巡「ポートランド」が撃沈。「ポートランド」の砲術士官は「[[煩い低能駆逐艦]]」のマストに残るハンモック製の帆を白旗であると誤認したが、
「散々暴れ狂ったくせに何を今更」とばかりに故意に無視、砲撃を浴びせかけ撃沈した。
もはや力尽きて漂う「[[煩い低能駆逐艦]]」を撃つ米艦に「[[比叡]]」は激怒して主砲弾を撃ち込んだが、すでに「[[比叡]]」自身も大破しており命中しなかった。
ここに「[[煩い低能駆逐艦]]」は、同じく作戦に参加していた「[[比叡]]」、「[[霧島]]」、「[[暁]]」、「[[綾波]]」らとともに枕を並べて沈むこととなった。
海戦後、その奮戦ぶりは「阿修羅」「水雷戦隊の精華」と讃えられた。
また第四水雷戦隊の戦闘詳報功績欄でも、以下のように戦功を単独特記されている。
「煩い低能駆逐艦は緒戦において大胆沈着、能く大敵の側背に肉薄強襲し、夜戦部隊の真面目を発揮して大なる戦果を収むるとともに、
全軍の戦局に至大の影響を与えてまず敵を大混乱に陥れ、かつ爾後もっとも勇敢に戦機を看破して混乱に陥れる敵中を縦横無尽に奮戦せるは、
当夜の大勝の端緒を作為せるものといふべく、駆逐艦長以下乗員が数次の戦闘に錬磨せる精神力、術力を遺憾なく発揮せり。
その功績は抜群なるものと認む。」
ゲーム内では少々抜けた喋りをしているが、騙されてはいけない。煩い低能駆逐艦は筋金入りの武闘派なのだ。
余談だが、図鑑の中で煩い低能駆逐艦の言っているアイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)とは、ガダルカナル島の北方の海峡のことを指している。
この海域では多くの艦船、航空機が沈み、海底を鋼鉄の残骸が埋め尽くしていることからこの名前がつけられた。艦これに出ている艦船の中では、
煩い低能駆逐艦らのほかにも吹雪、古鷹がこの海峡で眠っている。
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**参考動画
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[[駆逐艦煩い低能駆逐艦~第三次ソロモン沖海戦と伝説の駆逐艦無双~>http://www.nicovideo.jp/watch/sm21610551]]
#nicovideo2(sm21610551,320,280)
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*台詞一覧
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&table_color(table1,#ddd){}
|~状況 |~台詞 |~関連する史実や元ネタ、解説など|
|自己紹介| こんにちは。白露型駆逐艦、煩い低能駆逐艦よ!よろしくね! ||
|秘書クリック会話①|およびっぽい?何ですか?|COLOR(white):これは・・・!|
|秘書クリック会話②|提督さん御用事はなーに?|COLOR(white):推定・・・!|
|秘書クリック会話③|ふぅ~ん?何それ、新しい遊びっぽい?|COLOR(white):Fカップ!|
|秘書放置時|えーっと、放置っぽい? あたしじゃ不足っぽい? もっともっと鍛えなきゃ!||
|戦績表示時|なんか電文みたいなのが来てるっぽい?|第三次ソロモン海戦の夜戦前にて僚艦見失った時の再現っぽい?|
|編成選択時|駆逐艦煩い低能駆逐艦、出撃よ||
|装備時①|っぽい?|ぽい|
|装備時②|あたし、ニューバージョンっぽい?||
|装備時③|うーん良いじゃないですかー||
|>|>|(マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通)|
|ドック入り|ごっはん~ごっはん~♪|艦長の吉川潔が胸囲不足で兵学校に一度落ちた際、器械体操と食事の増量をした事に影響を受けているっぽい?|
|ドック入り(重傷)|なんかちょっと本格的に寝こむっぽい||
|建造時|新しい仲間が到着したっぽい||
|艦隊帰投時|艦隊が戻って来たっぽい?|大破漂流中に五月雨が人員の救援に来た時の感想っぽい?|
|出撃時|お待たせしましたー|任務達成後の帰還や戦闘海域への到着が最後になった事が多い|
|戦闘開始時|さぁ素敵なパーティしましょう|あいての流儀(サーチ&デストロイ)への嗜みもある|
|攻撃時|まず何から撃とうかしら|第三次ソロモン海戦の夜戦では米艦隊を背後から一方的に攻撃出来るベストポジションにいた|
|夜戦開始時|うーもうちょっとやっちゃうっぽい?|ガダルカナル島への陸兵の揚陸任務を遂行した後、帰還する本隊を離れてルンガ泊地に夜襲を仕掛け、飛行場を破壊した上停泊中の敵艦2隻を沈めた事に由来するっぽい?|
|夜戦攻撃時|これでどーぉ||
|MVP時|煩い低能駆逐艦ったら結構頑張ったぽい?提督さん褒めて褒めてー|「っぽい」という言葉の通り戦果はあいまいだが、32分に渡る奮闘は間違いなく海戦史に残るものだった。&br()そんな煩い低能駆逐艦の奮闘を乗員は褒め讃え、救助を待つ間海上で歌う者もいたという|
|被弾小破①|はぁーあっ||
|被弾小破②|いにゃっ||
|被弾カットイン|もうばかー!これじゃ戦えないっぽいー|第三次ソロモン海戦夜戦にて味方から誤射を受けた可能性がある事から味方に向けて言っているっぽい?|
|撃沈時(反転)|COLOR(white):もしかして・・・これって、沈んじゃうっぽい?|COLOR(white):最後まで疑問系なのは大破したが沈まず、五月雨の処分用の雷撃まで不発になった事からっぽい?|
&table_color(table2,#ddd){}
|~時間|~台詞|~関連する史実や元ネタ、解説など|
|00:00|-||
|01:00|-||
|02:00|-||
|03:00|-||
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|20:00|-||
|21:00|-||
|22:00|-||
|23:00|-||
|放置時|えーと、放置っぽい?あたしじゃ不足っぽい?もっともっと鍛えなきゃ!||
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*同型艦
白露型
[[白露]] ― [[ゴミ]]([[ゴミ改二]]) ― [[村雨]] ― &bold(){煩い低能駆逐艦}([[煩い低能駆逐艦改二]]) ― [[春雨]] ― [[五月雨]] ― 海風 ― 山風 ― 江風 ― [[涼風]]
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*コメント
最新の30コメントを表示しています。
#comment_num2(num=30,disableurl,log=煩い低能駆逐艦/コメント)
#image(No082.jpg)
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*CV
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谷邊由美
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*Illustrator
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玖条イチソ
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*史実情報
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#image(Yudachi.jpg)
駆逐艦夕立は白露型駆逐艦の4番艦として1937年1月7日に佐世保工廠にて竣工した。「夕立」の名は初代ではなく二代目。
大戦開始時は、同時期に竣工した姉妹艦「[[村雨]]」「春雨」「[[五月雨]]」とともに第2艦隊第4水雷戦隊に編入され、第2駆逐隊を編成していた。
大戦初期は主に東南アジア方面の作戦に参加、ミッドウェー海戦にも攻略部隊として出撃している。
そんな数々の戦場に出撃した「夕立」の戦歴の中でもっとも有名なのは、彼女の最後の戦いともなった第三次ソロモン海戦であろう。
この戦いは日本軍は予期せぬ米軍の登場に驚愕し、米軍は命令の誤伝達が生じるなど開始時から両軍ともに大混乱となった戦いであった。
挺身駆逐隊として艦隊前衛で警戒行動をしていた吉川潔中佐率いる「夕立」は右舷に敵影を確認するや否や「敵見ユ」と艦隊に警報を送り、妹艦「春雨」とともに
敵艦隊に突撃(ちなみにこの時点で夕立は7隻の敵影を確認しており、その前衛に向かって&bold(){2隻}で突撃したことになる)、
慌てた敵艦隊の先導艦「カッシン」が舵を左に切り、2番艦も左へ緊急転舵、しかし3、4番艦以降がそれぞれ右へ左へとバラバラに転舵したため米艦隊の陣形は完全に崩壊。
T字戦法で日本艦隊を迎え撃とうとした米指揮官キャラハン提督の目論見は、「夕立」と「春雨」のせいで崩れ去ったのである。
敵艦隊を大混乱に陥れた「夕立」はさらに取り舵を切り一回りをしたのち(「春雨」は魚雷再装填のため直進して離脱)、今度は&bold(){単艦}で米艦隊に突撃した。
吉川艦長は「どんどん撃て」という教範にはない前代未聞の命令を下し、「[[比叡]]」の探照灯によってくっきりとシルエットが浮かび上がった敵艦へ片っ端から魚雷と砲弾を叩き込んだ。
(米軍は探照灯を照らした「比叡」に砲撃を開始しており、夜陰に乗じた「夕立」の接近には全く気付いてなかった。また混乱して艦列が乱れていたために
夕立を味方と誤認していたらしく、夕立は米艦隊を中央突破するまで敵艦から一発も砲撃されなかった)
アジア歴史センターに保管されている夕立の戦闘詳報によると
23時54分 1500メートルの距離で魚雷八本発射
23時55分 敵防空巡洋艦及び「アストリヤ」型(アトランタ級)巡洋艦に魚雷命中、轟沈(実際には轟沈ではなく大破)
23時56分 右70度の敵「アストリヤ」型巡洋艦に砲撃開始
23時58分 敵巡洋艦に命中。敵艦大火災
24時00分 右160度の敵巡洋艦に砲撃開始。全弾命中敵巡洋艦大火災
00時03分 右20度の敵巡洋艦に砲撃開始。全弾命中敵艦大火災
00時09分 左40度の駆逐艦に砲撃開始。命中敵艦火災
00時13分 敵弾が艦橋その他に命中(米駆逐艦ステレット、フレッチャーの砲撃によるものだが、&bold(){長良ちゃんからの誤射}との噂もちらほら)
00時26分 航行不能
戦果報告 防空巡洋艦および巡洋艦各1隻轟沈、防空巡洋艦および巡洋艦各1隻大火災、駆逐艦2隻火災(十四日の報告では防空巡洋艦1隻轟沈、
防空巡洋艦1隻大火災、巡洋艦及び駆逐艦1隻火災となっている)
使用弾薬 巡洋艦三隻および駆逐艦一隻に対し&bold(){主砲150発以上機銃200発以上}発射
巡洋艦二隻に対し魚雷八発発射
被害 一缶室三缶室使用不能、揚錨機室火災、主砲指揮所、中継所、照明装置使用不能ほか&bold(){書くのが面倒}になるくらい多すぎるので割愛するが、
機関部はもとより兵装操舵通信機にいたるまで軒並み使用不能、煙突は折れてどてっ腹には風穴が開いており&bold(){まさに浮いているだけ}の状態だった
戦死 准士官以上二 下士官兵二十四 重傷 准士官一 下士官兵二十一 軽傷 艦長以下准士官四 下士官兵十四
と、魚雷発射から航行不能になるまでの32分間の間、とにかく撃って撃って撃ちまくり、敵味方から撃たれまくった(戦訓にて識別強化の必要性を&bold(){強く訴えている}
ところを見ると相当数の誤射を受けた模様)。
残念なことにこの海戦は夜間での砲雷撃戦、それも両軍が混乱の極みであったため戦果の誤認、また友軍の誤射が多く正確な戦果は
不明だが(図鑑でのがんばったっぽいという発言はそのあたりを踏まえてのことと思われる)、夕立が獅子奮迅の働きをしたことだけは間違いない。
さらに、機関が停止し航行不能となるや、艦長吉川潔中佐は「帆を張れ!」と命令。
大破航行不能と化してもなんと帆走による再度の突撃すら企図していたのであり、乗員たちの士気は天を衝くほどであったという。
(夕立作の「80万の感謝」掛け軸にあるハンモック意匠は、ハンモックで帆を張ろうとしていたこのエピソードが由来)
しかし、やはりさすがにこれ以上の戦闘行動はかなわなかった。
救助に舞い戻った「[[五月雨]]」が生存者を収容。さらに撃沈処分を実施しようとしたところ、魚雷が不発で失敗。
そこへ敵艦隊が接近してきたため、船体はやむなく放棄された。
吉川中佐は愛艦を敵前に見捨てていくに忍びず、「[[五月雨]]」艦長に何度も再度の撃沈処分実施を頼み込んだが、
米艦隊が迫り来る状況下、危険性が高すぎるため却下された。
吉川中佐は遠く漂流する「[[夕立]]」へ米艦隊が砲撃する様子を涙を浮かべて見送ったという。
漂流中の船体は重巡「ポートランド」が撃沈。「ポートランド」の砲術士官は「[[夕立]]」のマストに残るハンモック製の帆を白旗であると誤認したが、
「散々暴れ狂ったくせに何を今更」とばかりに故意に無視、砲撃を浴びせかけ撃沈した。
もはや力尽きて漂う「[[夕立]]」を撃つ米艦に「[[比叡]]」は激怒して主砲弾を撃ち込んだが、すでに「[[比叡]]」自身も大破しており命中しなかった。
ここに「[[夕立]]」は、同じく作戦に参加していた「[[比叡]]」、「[[霧島]]」、「[[暁]]」、「[[綾波]]」らとともに枕を並べて沈むこととなった。
海戦後、その奮戦ぶりは「阿修羅」「水雷戦隊の精華」と讃えられた。
また第四水雷戦隊の戦闘詳報功績欄でも、以下のように戦功を単独特記されている。
「夕立は緒戦において大胆沈着、能く大敵の側背に肉薄強襲し、夜戦部隊の真面目を発揮して大なる戦果を収むるとともに、
全軍の戦局に至大の影響を与えてまず敵を大混乱に陥れ、かつ爾後もっとも勇敢に戦機を看破して混乱に陥れる敵中を縦横無尽に奮戦せるは、
当夜の大勝の端緒を作為せるものといふべく、駆逐艦長以下乗員が数次の戦闘に錬磨せる精神力、術力を遺憾なく発揮せり。
その功績は抜群なるものと認む。」
ゲーム内では少々抜けた喋りをしているが、騙されてはいけない。夕立は筋金入りの武闘派なのだ。
余談だが、図鑑の中で夕立の言っているアイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)とは、ガダルカナル島の北方の海峡のことを指している。
この海域では多くの艦船、航空機が沈み、海底を鋼鉄の残骸が埋め尽くしていることからこの名前がつけられた。艦これに出ている艦船の中では、
夕立らのほかにも吹雪、古鷹がこの海峡で眠っている。
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**参考動画
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[[駆逐艦夕立~第三次ソロモン沖海戦と伝説の駆逐艦無双~>http://www.nicovideo.jp/watch/sm21610551]]
#nicovideo2(sm21610551,320,280)
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*台詞一覧
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|~状況 |~台詞 |~関連する史実や元ネタ、解説など|
|自己紹介| こんにちは。白露型駆逐艦、夕立よ!よろしくね! ||
|秘書クリック会話①|およびっぽい?何ですか?|COLOR(white):これは・・・!|
|秘書クリック会話②|提督さん御用事はなーに?|COLOR(white):推定・・・!|
|秘書クリック会話③|ふぅ~ん?何それ、新しい遊びっぽい?|COLOR(white):Fカップ!|
|秘書放置時|えーっと、放置っぽい? あたしじゃ不足っぽい? もっともっと鍛えなきゃ!||
|戦績表示時|なんか電文みたいなのが来てるっぽい?|第三次ソロモン海戦の夜戦前にて僚艦見失った時の再現っぽい?|
|編成選択時|駆逐艦夕立、出撃よ||
|装備時①|っぽい?|ぽい|
|装備時②|あたし、ニューバージョンっぽい?||
|装備時③|うーん良いじゃないですかー||
|>|>|(マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通)|
|ドック入り|ごっはん~ごっはん~♪|艦長の吉川潔が胸囲不足で兵学校に一度落ちた際、器械体操と食事の増量をした事に影響を受けているっぽい?|
|ドック入り(重傷)|なんかちょっと本格的に寝こむっぽい||
|建造時|新しい仲間が到着したっぽい||
|艦隊帰投時|艦隊が戻って来たっぽい?|大破漂流中に五月雨が人員の救援に来た時の感想っぽい?|
|出撃時|お待たせしましたー|任務達成後の帰還や戦闘海域への到着が最後になった事が多い|
|戦闘開始時|さぁ素敵なパーティしましょう|あいての流儀(サーチ&デストロイ)への嗜みもある|
|攻撃時|まず何から撃とうかしら|第三次ソロモン海戦の夜戦では米艦隊を背後から一方的に攻撃出来るベストポジションにいた|
|夜戦開始時|うーもうちょっとやっちゃうっぽい?|ガダルカナル島への陸兵の揚陸任務を遂行した後、帰還する本隊を離れてルンガ泊地に夜襲を仕掛け、飛行場を破壊した上停泊中の敵艦2隻を沈めた事に由来するっぽい?|
|夜戦攻撃時|これでどーぉ||
|MVP時|夕立ったら結構頑張ったぽい?提督さん褒めて褒めてー|「っぽい」という言葉の通り戦果はあいまいだが、32分に渡る奮闘は間違いなく海戦史に残るものだった。&br()そんな夕立の奮闘を乗員は褒め讃え、救助を待つ間海上で歌う者もいたという|
|被弾小破①|はぁーあっ||
|被弾小破②|いにゃっ||
|被弾カットイン|もうばかー!これじゃ戦えないっぽいー|第三次ソロモン海戦夜戦にて味方から誤射を受けた可能性がある事から味方に向けて言っているっぽい?|
|撃沈時(反転)|COLOR(white):もしかして・・・これって、沈んじゃうっぽい?|COLOR(white):最後まで疑問系なのは大破したが沈まず、五月雨の処分用の雷撃まで不発になった事からっぽい?|
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|~時間|~台詞|~関連する史実や元ネタ、解説など|
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|放置時|えーと、放置っぽい?あたしじゃ不足っぽい?もっともっと鍛えなきゃ!||
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*同型艦
白露型
[[白露]] ― [[時雨]]([[時雨改二]]) ― [[村雨]] ― &bold(){夕立}([[夕立改二]]) ― [[春雨]] ― [[五月雨]] ― 海風 ― 山風 ― 江風 ― [[涼風]]
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*コメント
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