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「雷」(2014/12/18 (木) 17:20:43) の最新版変更点
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#image(No073.jpg)
#contents
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*CV
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洲崎綾
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*Illustrator
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やどかり
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*史実情報
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特Ⅲ型駆逐艦3番艦「[[雷]]」。本艦は図鑑紹介にも書かれているように、スラバヤ沖海戦でのエピソードが有名。
本艦は、その艦名が非常にややこしい。、まず「かみなり」で無いのは前提として、「いかづち」の「づ」は&bold(){歴史的仮名遣い}であり、現代仮名遣いに修正すると「いか&color(Red){ず}ち」となる。
些細な違いだが、この違いを「&bold(){読み仮名}」として混同する人が非常に多い。現在は、現代仮名遣いに基づいた「いか&color(Red){ず}ち」が正しいようだ。
一応ここでは「当時の艦名」を重視し、艦これ内でも「いか&color(Red){づ}ち」と言っているので「いかづち」とする。
(ちなみにwikipediaでは両方とも表記されている)
更に直近の同型艦に、特Ⅲ型駆逐艦最終4番艦となる「[[電]]」がおり、ややこしさを一層引き立てている(写真を見れば一目瞭然だが)。
当時もしばしば郵便物が間違って配送されたという。
#ref(Ikadzuchi.jpg)
「[[雷]]」は、浦賀船渠で1930年3月7日起工される。1931年10月22日進水。1932年8月15日竣工する。
初陣となったのは1937年の日華事変で、当時の第6駆逐隊司令として旗艦「[[雷]]」に乗り込んだ人物は伏見宮博恭海軍元帥の息子である、伏見宮博義王。
この日華事変にて「[[雷]]」は中国籍の人身売買船を拿捕した痛快なエピソードを持っていたりする。
太平洋戦争開戦時においては、同型艦「[[暁]]」「[[響]]」「[[電]]」と第六駆逐隊を編成し、第一水雷戦隊に所属した。
1941年12月4日から香港攻略戦に参加、「[[電]]」と共に英軍哨戒艇を砲撃、撃沈した。1942年1月9日からはメナド攻略戦に参加。
3月1日、スラバヤ沖海戦で妙高型重巡四姉妹と共に英重巡洋艦「エクセター」、英駆逐艦「エンカウンター」、米駆逐艦「ポープ」を撃沈した。
明けて3月2日、駆逐艦長、工藤俊作の指示により、駆逐艦「[[電]]」と協力して、沈没した「エンカウンター」と「ポープ」の生存者422名の救助を行う。
手厚くもてなした後、オランダの病院船に引き渡している。
5月2日、北方部隊所属となり29日、陸奥湾川内を出港しアリューシャン作戦に参加。
10月、ラバウルに進出し25日、ガダルカナル島ルンガ泊地の米艦を攻撃。高速掃海艇「ゼーン」を損傷させ、艦隊曳船「セミノール」、哨戒艇「YP-284」を沈める戦果をあげる。
F4Fワイルドキャット戦闘機の銃撃で数名が死傷したが、艦の戦闘力に影響はなかった。
11月2日、ガダルカナル島への鼠輸送作戦に&bold(){全て}従事。11月9日、ガダルカナル島、ヘンダーソン飛行場砲撃に向かう挺身攻撃隊に属しトラックを出港。
12日夜、ガダルカナル島沖で米艦隊と交戦(第三次ソロモン海戦)。第1夜戦にて20cm砲弾6発他多数の被弾により一番砲塔・二番砲塔が破壊され、戦死者19名、重傷者57名を出した。
大破した「[[雷]]」はトラック泊地に撤退したため、戦艦「[[比叡]]」の護衛や、第三次ソロモン海戦第2夜戦には参加していない。
1943年3月22日、アッツ島への輸送作戦で重巡洋艦「[[那智]]」「[[羽黒]]」等と輸送船2隻を護衛して幌筵を出港。
27日、アッツ島沖で米艦隊と遭遇し交戦(アッツ島沖海戦)。30日、嵐のため抜錨作業中、幌筵海峡で駆逐艦「[[若葉]]」と接触事故をおこし艦首を損傷した。
&bold(){雷の本気を見るのです!}
大湊で応急修理の後、4月11日、横須賀に帰港した。
1944年4月13日、メレヨン島へと向かう山陽丸船団を護衛中、グアム島の西で船団が潜水艦の雷撃を受けたため分離、単独で対潜掃討に向かったが、午後5時5分以降消息が途絶え、行方不明となった。状況から見て、敵潜水艦の雷撃で撃沈され、乗組員全員が「[[雷]]」と運命を共にしたものと認定された。
救助活動時の艦長、工藤俊作はすでに転勤していたが、
「[[雷]]」沈没当日の夜、「[[雷]]」に残った部下たちの夢を見ている。
懐かしい部下たちが「艦長!」「艦長!」と駆け寄り、工藤を中心に輪を作るように集まって来て静かに消えていった、というものだった。
工藤ははっと飛び起き、「[[雷]]」に異変が起きたことを察知したという。
戦後、米軍側資料によって、米潜水艦「ハーダー」の雷撃を受け沈没したということが判明。
敵乗組員の救助活動を行った艦が、皮肉なことに艦長以下全員が戦死することとなった。
1944年6月10日、除籍。
神奈川県横須賀市浦賀には、駆逐艦「[[雷]]」の武功を称えた慰霊碑が建立されている。
元乗組員によって、開戦時からアッツ島作戦までを書いた『特型駆逐艦「雷」海戦記』が、
また救助活動については『敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長』などが出版されている。
なお、「[[雷]]」と言う名前は姉妹艦の「[[電]]」と同様、帝国海軍と海上自衛隊の駆逐艦としては一世紀以上続く名門の艦名だったりする。
初代は1899年2月導入された帝国海軍初の駆逐艦である雷型駆逐艦「雷」、二代目は本艦、三代目は海上自衛隊のいかづち型護衛艦「DE-202いかづち」、
そして四代目が現在横須賀基地に所属するむらさめ型護衛艦「DD-107いかづち」である。
なお、スラバヤ沖で救助された元英海軍中尉サムエル・フォール卿が、工藤艦長の足跡を求めて2003年に来日、自衛隊の観艦式に出席した際、
防衛庁の計らいで「雷」の名を受け継いだ同艦が搭乗艦に充てられた。
運が良ければ「雷」の孫にあたる彼女に、横須賀の軍港めぐりで出会えるかもしれない。
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*台詞一覧
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|状況 |台詞|関連する史実や元ネタ、解説など|
|自己紹介|雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわね!|本艦の艦名は非常にややこしい|
|秘書クリック会話①|元気ないわね。そんなんじゃダメよ||
|秘書クリック会話②|司令官、私が居るじゃない!||
|秘書クリック会話③|そうそう、もーっと私に頼って良いのよ||
|戦績表示時|司令官に手紙が来たわ。見ても良い?||
|編成選択時|はーい司令官、いっきますよー!||
|装備時①|じゃーん!パワーアップしたわ||
|装備時②|改良された私の魅力はどう?へ?気付かなかったの?ひどーい!||
|装備時③|助けるわ!||
|>|>|(マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通)|
|補給時|もっと補給してもいいのよ!|2014/2/14のアップデートで追加。以前は装備時①と同じ|
|ドック入り|ちょっと直してきまーす||
|ドック入り(重傷)|修理ちょっと時間かかるかも、ごめんね||
|建造時|新しい艦ができたわ。早速実戦投入しましょ||
|艦隊帰投時|艦隊が帰投したわ、お疲れ様||
|出撃時|雷、司令官のために出撃しちゃうねっ||
|戦闘開始時|撃てー!||
|攻撃時|そんな攻撃当たんないわよ!||
|夜戦開始時|ネズミ輸送任務より、やっぱ戦闘よね!|ソロモン強行輸送任務には全て従事している|
|夜戦攻撃時|逃げるなら今のうちだよ||
|MVP時|この雷様に敵うとでも思ってんのかしら?ねぇ司令官?あれ?聞いてる?||
|被弾小破①|あっ!どこから!?||
|被弾小破②|いったーい!||
|被弾カットイン|何よもう!雷は大丈夫なんだから!||
|撃沈時(反転)|COLOR(white):司令官…どこ…?もう声が聞こえないわ…|COLOR(white):誰にも看取られず、独りきりの最期であった|
|放置時|えっと、特にやることはないの?んー…もっと私に頼っていいのよ!|2014/2/14のアップデートで追加|
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*CV
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洲崎綾
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*Illustrator
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やどかり
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*史実情報
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特Ⅲ型駆逐艦3番艦「[[雷]]」。本艦は図鑑紹介にも書かれているように、スラバヤ沖海戦でのエピソードが有名。
本艦は、その艦名が非常にややこしい。、まず「かみなり」で無いのは前提として、「いかづち」の「づ」は&bold(){歴史的仮名遣い}であり、現代仮名遣いに修正すると「いか&color(Red){ず}ち」となる。
些細な違いだが、この違いを「&bold(){読み仮名}」として混同する人が非常に多い。現在は、現代仮名遣いに基づいた「いか&color(Red){ず}ち」が正しいようだ。
一応ここでは「当時の艦名」を重視し、艦これ内でも「いか&color(Red){づ}ち」と言っているので「いかづち」とする。
(ちなみにwikipediaでは両方とも表記されている)
更に直近の同型艦に、特Ⅲ型駆逐艦最終4番艦となる「[[電]]」がおり、ややこしさを一層引き立てている(写真を見れば一目瞭然だが)。
当時もしばしば郵便物が間違って配送されたという。
#ref(Ikadzuchi.jpg)
「[[雷]]」は、浦賀船渠で1930年3月7日起工される。1931年10月22日進水。1932年8月15日竣工する。
初陣となったのは1937年の日華事変で、当時の第6駆逐隊司令として旗艦「[[雷]]」に乗り込んだ人物は伏見宮博恭海軍元帥の息子である、伏見宮博義王。
この日華事変にて「[[雷]]」は中国籍の人身売買船を拿捕した痛快なエピソードを持っていたりする。
太平洋戦争開戦時においては、同型艦「[[暁]]」「[[響]]」「[[電]]」と第六駆逐隊を編成し、第一水雷戦隊に所属した。
1941年12月4日から香港攻略戦に参加、「[[電]]」と共に英軍哨戒艇を砲撃、撃沈した。1942年1月9日からはメナド攻略戦に参加。
3月1日、スラバヤ沖海戦で妙高型重巡四姉妹と共に英重巡洋艦「エクセター」、英駆逐艦「エンカウンター」、米駆逐艦「ポープ」を撃沈した。
明けて3月2日、駆逐艦長、工藤俊作の指示により、駆逐艦「[[電]]」と協力して、沈没した「エンカウンター」と「ポープ」の生存者422名の救助を行う。
手厚くもてなした後、オランダの病院船に引き渡している。
5月2日、北方部隊所属となり29日、陸奥湾川内を出港しアリューシャン作戦に参加。
10月、ラバウルに進出し25日、ガダルカナル島ルンガ泊地の米艦を攻撃。高速掃海艇「ゼーン」を損傷させ、艦隊曳船「セミノール」、哨戒艇「YP-284」を沈める戦果をあげる。
F4Fワイルドキャット戦闘機の銃撃で数名が死傷したが、艦の戦闘力に影響はなかった。
11月2日、ガダルカナル島への鼠輸送作戦に&bold(){全て}従事。11月9日、ガダルカナル島、ヘンダーソン飛行場砲撃に向かう挺身攻撃隊に属しトラックを出港。
12日夜、ガダルカナル島沖で米艦隊と交戦(第三次ソロモン海戦)。第1夜戦にて20cm砲弾6発他多数の被弾により一番砲塔・二番砲塔が破壊され、戦死者19名、重傷者57名を出した。
大破した「[[雷]]」はトラック泊地に撤退したため、戦艦「[[比叡]]」の護衛や、第三次ソロモン海戦第2夜戦には参加していない。
1943年3月22日、アッツ島への輸送作戦で重巡洋艦「[[那智]]」「[[羽黒]]」等と輸送船2隻を護衛して幌筵を出港。
27日、アッツ島沖で米艦隊と遭遇し交戦(アッツ島沖海戦)。30日、嵐のため抜錨作業中、幌筵海峡で駆逐艦「[[若葉]]」と接触事故をおこし艦首を損傷した。
&bold(){雷の本気を見るのです!}
大湊で応急修理の後、4月11日、横須賀に帰港した。
1944年4月13日、メレヨン島へと向かう山陽丸船団を護衛中、グアム島の西で船団が潜水艦の雷撃を受けたため分離、単独で対潜掃討に向かったが、午後5時5分以降消息が途絶え、行方不明となった。状況から見て、敵潜水艦の雷撃で撃沈され、乗組員全員が「[[雷]]」と運命を共にしたものと認定された。
救助活動時の艦長、工藤俊作はすでに転勤していたが、
「[[雷]]」沈没当日の夜、「[[雷]]」に残った部下たちの夢を見ている。
懐かしい部下たちが「艦長!」「艦長!」と駆け寄り、工藤を中心に輪を作るように集まって来て静かに消えていった、というものだった。
工藤ははっと飛び起き、「[[雷]]」に異変が起きたことを察知したという。
戦後、米軍側資料によって、米潜水艦「ハーダー」の雷撃を受け沈没したということが判明。
敵乗組員の救助活動を行った艦が、皮肉なことに艦長以下全員が戦死することとなった。
1944年6月10日、除籍。
神奈川県横須賀市浦賀には、駆逐艦「[[雷]]」の武功を称えた慰霊碑が建立されている。
元乗組員によって、開戦時からアッツ島作戦までを書いた『特型駆逐艦「雷」海戦記』が、
また救助活動については『敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長』などが出版されている。
なお、「[[雷]]」と言う名前は姉妹艦の「[[電]]」と同様、帝国海軍と海上自衛隊の駆逐艦としては一世紀以上続く名門の艦名だったりする。
初代は1899年2月導入された帝国海軍初の駆逐艦である雷型駆逐艦「雷」、二代目は本艦、三代目は海上自衛隊のいかづち型護衛艦「DE-202いかづち」、
そして四代目が現在横須賀基地に所属するむらさめ型護衛艦「DD-107いかづち」である。
なお、スラバヤ沖で救助された元英海軍中尉サムエル・フォール卿が、工藤艦長の足跡を求めて2003年に来日、自衛隊の観艦式に出席した際、
防衛庁の計らいで「雷」の名を受け継いだ同艦が搭乗艦に充てられた。
運が良ければ「雷」の孫にあたる彼女に、横須賀の軍港めぐりで出会えるかもしれない。
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*台詞一覧
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|~状況 |~台詞 |~関連する史実や元ネタ、解説など|
|自己紹介|雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわね!|本艦の艦名は非常にややこしい|
|秘書クリック会話①|元気ないわね。そんなんじゃダメよ||
|秘書クリック会話②|司令官、私が居るじゃない!||
|秘書クリック会話③|そうそう、もーっと私に頼って良いのよ||
|戦績表示時|司令官に手紙が来たわ。見ても良い?||
|編成選択時|はーい司令官、いっきますよー!||
|装備時①|じゃーん!パワーアップしたわ||
|装備時②|改良された私の魅力はどう?へ?気付かなかったの?ひどーい!||
|装備時③|助けるわ!||
|>|>|(マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通)|
|補給時|もっと補給してもいいのよ!|2014/2/14のアップデートで追加。以前は装備時①と同じ|
|ドック入り|ちょっと直してきまーす||
|ドック入り(重傷)|修理ちょっと時間かかるかも、ごめんね||
|建造時|新しい艦ができたわ。早速実戦投入しましょ||
|艦隊帰投時|艦隊が帰投したわ、お疲れ様||
|出撃時|雷、司令官のために出撃しちゃうねっ||
|戦闘開始時|撃てー!||
|攻撃時|そんな攻撃当たんないわよ!||
|夜戦開始時|ネズミ輸送任務より、やっぱ戦闘よね!|ソロモン強行輸送任務には全て従事している|
|夜戦攻撃時|逃げるなら今のうちだよ||
|MVP時|この雷様に敵うとでも思ってんのかしら?ねぇ司令官?あれ?聞いてる?||
|被弾小破①|あっ!どこから!?||
|被弾小破②|いったーい!||
|被弾カットイン|何よもう!雷は大丈夫なんだから!||
|撃沈時(反転)|COLOR(white):司令官…どこ…?もう声が聞こえないわ…|COLOR(white):誰にも看取られず、独りきりの最期であった|
|放置時|えっと、特にやることはないの?んー…もっと私に頼っていいのよ!|2014/2/14のアップデートで追加|
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*同型艦
暁型(特III型)
[[暁]] ― [[響]] ― &bold(){雷} ― [[電]]
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