数人の知り合いに「早く続きを書かないと命はない続きが楽しみ」と脅された激励を受けたので続きを。
ちなみに本文中の二人の会話は実際に録画した映像を元にしているので割と正確です。たぶん。
あと時々荒い画像が出てくるのは、しょぼい機材で録画した映像をキャプチャしたものなのでご承知を。
AM11:35 上美幌橋
夏っぽい
作戦成功後、町道761号線を走ること数分。上美幌橋に到着。日本橋梁建設協会の橋梁年間データベースによると長さ205m、2003年完成の橋りょうとのこと。そういえばこの橋が工事している時によく通った気がする。
えっ?何でこんな橋で休憩したかって?そんなの部長が橋大好きっ子だからに決まってるじゃないか☆
鉄創「かっこよく漕いで」エース「よしきた」
道道217号線との交差点を右折した我々は大型車の恐怖に怯えながらペダルを漕いだ。
ええ、この時点でこのバカ部長は美和会館がどこにあるかを正確には覚えていません。ただ、直感で右折しただけ。
そうとも知らずにノコノコと馬鹿部長の後ろを走るエース君。
エース「美和会館まであとどれぐらい?」
鉄創「たぶんきっともうすぐ(やべぇ…)」
いくらエース君といえども、美和のとなり、昭野に住んでいる友人宅を過ぎればそこが美和ではないことに気づいてしまう。
気が気でない部長の目の前に現れたのは…
AM11:45 目的地…?
何かか違う
その建物に掲げられていた看板には「美和北公民館」の文字が。明らかに我々が目指していた美和会館とは名前が違う。このときようやく部長は自分が先ほどの交差点で道を誤ったことに気づいた。
だが幸いにしてすずむしエース君はその事実に気づいていない。せいぜい「少し名前が違う」程度であろう。
そう確信した部長はこの事実を隠し通すことを決意した。
鉄創「いやーさっきどっち曲がろうか迷ったけど合っててよかったわ。やっぱ俺の直感ってすげえよな」
2015年12月現在。未だこの事実をエース君は知らされていない。彼がこの事実を知るのは、ロクに使えないPCを必死で使い、このページにたどり着いた時であろう。合掌。
選択肢をフリップに書き込む部長。エース君が気付かないうちに…
【第三の選択】AM11:50 美和北公民館
選択肢はこちら。
1、行くしかない 栄森
2、昼休み みどりの村
3、逆戻り・遠い 登栄
4、もういいだろう 旧美中
5、列車見たい 美幌駅
6、飛行機見よう 航空公園
鉄創「登栄だけはやめてくれ」
エース「なして」
鉄創「登栄はさっきの上美幌に戻ってからさらに7~8km登らないといけねぇんですよ。」
エース「あっち(今来た方を指して)いかんきゃならんのか」
鉄創「そういう意味じゃ栄森もあっちだけど」
エース「北見方面か」
鉄創「理想の展開は航空公園で昼飯っすね」
ここまで移動距離は毎回6km以内。この調子で早いところ帰って寝たいものだが…
© OpenStreetMap contributorsより
3、逆戻り・遠い 登栄 (移動距離11km)
エース「あっはははははwwwwだっわっはっはっはっwwwwww」
鉄創「バカ野郎!」
笑うしかないエース君とキレるしかない部長。この時点でこの馬鹿部長、自分が犯した罪を完全に忘れてやがる。
そもそも登栄とは美幌町の中でも津別寄りの一帯の高台にある。高台という時点で自転車では行きたくないがそこは大都会美幌の中でも屈指の田舎。そこら中に乱立するクマ出没注意の看板が想像される。行きたくねぇ。
だがしかしこれはサイコロの旅。サイコロの神様曰く「守らなければ酷い仕打ちするよー」らしいので、既に酷い仕打ちにあっている気はするが目に従うことにする。
その前に昼食昼食
PM0:00 昼食
のどーか
本日の昼食は、もともとコンビニも商店も無い様な所を走るつもりだったので。各自弁当を自作。
エース君が作ったのは「ニラ玉弁当」。形は崩れてはいたけどおいしそう。ちなみにエース君料理は大得意だったりするらしい。
一方の部長が作ってきた弁当は「こげちゃーはん」。突っ込んではいけないが美幌での休み中の昼食はほとんどこれ。部長のコレステロール値が心配だぞー。あっ、どちらもあえて画像無しね。
エース「チャーハン焦がしたなお前」
ところでこの美和(びわ)地区、名前の由来は「住民が美しく和することを期待」とお馴染みの美幌町史には書いてある。素敵な名前だなぁ(適当)
ちなみに角川地名大辞典によると美和地区の網走川流域一帯は美幌町で最も地味肥沃とされていると書いてある。確かに見渡す限りビート、馬鈴薯畑。いやー美幌町万歳。
では、お腹もいっぱいになったので出発いたします。
PM0:25 上美幌橋
今度は登り
本日二回目となる上美幌橋の上では次のような会話が繰り広げられていた。
鉄創「いやーついにヤバいとこ出したよこのおっさん」
エース「へい」
鉄創「もうフリップ(選択肢書く紙)一枚しか残ってねえぞ」
エース「じゃあ、次ゴール出せなかったら次回に持ち越しやな」
鉄創「次のサイコロのスタート地点が美幌峠とかなったら死ぬぞ。いやマジで。」
エース「wwwwwwww」
鉄創「も、もう次は俺が降ってビシッと旧美中出すから」
エース「おー」
鉄創「次はちょっと選択肢にゴール二つ用意しておくから」
確実にフラグを建てていますが、果たしてどうなることやら。
ちなみに橋を渡った直後に先ほどの近道のそばを通りましたが、当然スルー。そりゃ当然だ。
あきらめて急な坂を登りましたとさ。
PM0:35 上美幌
この日の気温は30℃以上。さすがにエース君は飲み物を購入。午後の紅茶だったかな?
上美幌の大坂を登り一息ついた我々。
だがしかし、登栄への道はまだ始まったばかりであった。
次回、いよいよ美幌サイコロ最終回。坂、坂、坂に続く坂。坂を超えた先にいったい何が待っているのか?
そして我々は無事ゴールをすることができるのか?
俺たち二人はクリスマスまでに彼女を作ることができるのか!?
感動と笑撃のラスト。乞うご期待!
レポート辛くなる前に書き終わりたい…